過度なストレスからくる、体のだるさや腹痛、肩こりなどの不調には、ブリージングスペースという瞑想法が効果的です。体の不調はストレスが原因だと自分では自覚し、腹痛や肩こり、手足のしびれや体の緊張といった具体的な痛みや違和感もわかっているのに対処することが出来ないのは、ストレスそのものが、曖昧でつかみどころがないことが原因です。ですので、ブリージングスペースでは感情の変化に伴う体の痛みや違和感に注意を向けストレスに輪郭を持たすことで、不調を改善していきます。
ブリージングスペースのやり方
1.思い当たる原因を心で唱える
マインドフルネス呼吸の基本的な姿勢をとりましょう。次にストレスの原因になっていることをひとつ心の中で唱えます。唱えたことで、感情の変化や体の緊張など、反応に注意を向けます。このとき嫌な気分になったとしても、反発したり、抑え込もうとせず、ただ反応に気づき、確認しましょう。
2.呼吸をラベリングし体のゆるみを感じる
ゆっくり深い呼吸を行います。呼吸に意識を集中させ、「1,2」や「吸う、吐く」など呼吸にラベリングします。だんだんと体の緊張がほぐれていくのをただ感じましょう。だんだんと体の緊張がほぐれてきたら、意識を体全体に向けていきます。
3.不調のある個所に息を吹き込む
意識を体全体に向け、新鮮な空気が身体全体を循環しているのを感じます。息を吸い込むときに、ストレスで反応した体の部位に空気を送り込むみ、吐くたびにストレスから体が解放し、ほぐれていくようにイメージします。さらに、意識を体から外へ、空間全体へと広げ、心地よい安定感を感じていきましょう。
原因と向き合う視点を持つ
ブリージングスペースという、この方法はストレスからくる体の不調や痛み、違和感を改善するのに効果的ですが、感情からくる体の変化を通して、どの程度自分は、起こった出来事や不安に対して、どの程度のストレスを感じているのかという認識を持つことは、さらに重要です。
原因と向き合って、打ち消そうとするのではなく、受け入れることで、不調の改善どころか、ストレスに対する捉え方そのものを変え、耐性を強化していくことが出来るのです。
まとめ~ストレスに対する捉え方を変え、耐性を強化する~
ストレス自体消すことは出来ませんし、生きていくうえで、ストレスは無くてはならない存在です。さらに、圧力をかけてくる他人すらも変えることは出来ないでしょう。変えることが出来るのは自分の意識や捉え方です。
ブリージングスペースでなぜ、わざわざ嫌なことに目を向けて、余計に傷口に塩を塗るようなことをしなくてはいけないのかと、思う方もおられるかもしれません。
それは「何がそんなに嫌だったのか」とい視点を生み客観的に見つめることでしか、根本的な改善にはならないからです。ブリージングスペース通して、過度にストレスを感じたりせず、動じない「心」を鍛えてみてはいかがでしょうか。
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