成功は自分の中にある

~成功は自分の中にある~
マインドフルネスは今この瞬間を生きるという私たちにとって最も理想的な生き方そのものです。瞑想や引き寄せ、成功哲学を科学的根拠と共に解説することで、スピリチュアル的なことは苦手という方も実践しやすくなっています。また、心身はつながっているという考えのもとに、食事、睡眠、運動、呼吸についても様々な健康法を紹介したいと思います。人生を好転させるキーワードは「思考が現実を作る」です。

2017年7月31日月曜日

睡眠にこだわるならシルクが最適、気持ちのいい肌触りが睡眠の質を上げる


睡眠の質を上げるには、気持ちよく眠りに入れるかが重要です。そこで、眠るときのパジャマや布団の素材にはこだわることをおススメします。快眠のためにはやはりシルク素材が最適です。

肌に優しいことはもちろんですが、睡眠時の体温調節に適し、吸湿性と放湿性にも優れています。またシルクには美肌効果もあると言われています。少し値は張りますが、睡眠こそ一番重要です。

気持ちのいい眠りは1日の過ごし方を気持ちよくすると言ってもいいでしょう。睡眠にお金をかけることは自己投資です、シルクで気持ちのいい眠にこだわりましょう。


睡眠中の汗はコップ1杯分、通気性は重要

人は眠りはじめ、深部体温を下げる働きがあるため、発汗量が多くなり、睡眠中は約コップ一杯分の汗をかくと言われています。睡眠中の寝汗での蒸れは不眠の原因にもなりますので、直接肌に触れるものは吸湿性と放湿性に優れているものが良いでしょう。そこで通気性に優れたシルク素材が快適な睡眠にはとても効果的です。


シルクの天然エアコンが体温変化をサポート

シルクの吸湿性は綿の1.5倍あると言われています。また放湿性にも優れているので、睡眠中にかいた余分な汗を吸収し、外へ逃がしてくれるので、生地や肌へのベタつきもなくいつでもサラッとした状態で気持ちよく過ごせます。さらに、シルクは保温機能にも優れています。

熱帯のインドでも極寒のシベリアでも重宝され、ほんの数ミリの繭のシェルターが中の蚕を守り、天然のエアコン効果があります。このエアコン効果が夏は涼しく、冬は暖かく過ごすことが出来、睡眠中の0.5~1℃ある体温変化をサポートしてくれます。


シルクのたんぱく質が肌を守る

シルクにはセリシンと呼ばれるたんぱく質が含まれており、セリシンは人の肌成分と近く、肌なじみが良いいので、触れた時に心地よいと感じることが出来ます。この心地よさ、気持ちよさがリラックス効果を促し、副交感神経を高め、入眠時がよりスムーズにできるというわけです。

また、人の肌成分にはNMF(ナチュラル・モイスチュアライジング・ファクター)と呼ばれる、水分を保湿する働きのある、天然保湿因子がありますが、シルクのセリシンにはNMFがもっとも多く含まれており、シルク素材が肌に直接触れているだけで、放湿効果があり、乾燥から肌を守ってくれる働きがあります。


まとめ~毎日の過ごし方は快眠で決まる~

シルクの素材が肌に優しく、心地いいことは言うまでもありませんが、なぜ肌にいいのか、快眠に最適なのかがお分かりいただけたのではないでしょうか。睡眠をいかに気持ちよく、快適に過ごせるかどうかは1日の過ごし方を左右するほど、重要です。

シルクは確かに値が張りますが、快眠を第一に考えるのであれば、睡眠にお金をかけることには十分価値があります。毎日を活動的にすがすがしく過ごすためにシルク素材の寝具にこだわり、快適な眠りを手に入れてみてはいかがでしょうか。




2017年7月30日日曜日

スロージョギングで快眠、適度な疲労は眠りの質を上げる


睡眠の質を上げるには体温を上げ、適度に体を疲れさせることが効果的です。そのためにはやはり、適度な運動が最適です。適度な運動にはスロージョギングがうってつけです。

体力に自信のない方も無理なくはじめられ、続けやすいのでおススメです。ウォーキングよりも少し遅めのスピードで行うスロージョギングですが、消費エネルギーは2倍もありダイエットにも最適です。


リズム運動は睡眠の質を上げる

スロージョギングは一定のスピードで同じ動き、呼吸を繰り返すリズム運動です。このリズム運動は幸せホルモンと呼ばれる、セロトニンの分泌を促す効果があると言われています。セロトニンは睡眠時になると睡眠ホルモンであるメラトニンに変わる性質があり、リズム運動を繰り返すことで、睡眠の質を上げることが出来ます。

また、有酸素運動での深い呼吸は自律神経のバランスを整える効果もあります。息を吸うときには交感神経が働き、息を吐くときには副交感神経が優位に働きます。つまり、リズミカルに深い呼吸を行うことが自律神経のバランスを整えるということです。さらに、有酸素運動は脂肪の燃焼に最適ですので、ダイエット効果も期待できます。


スロージョギングの正しいやり方

スロージョギングは激しい運動ではありませんが、継続して行うためには、ストレッチなどの準備運動はしておきましょう。スピードは時速3~5km程度の速さで、早歩きより少し遅めで構いません。開く脚幅は10cm程度で、普段歩く歩幅の半分を目安にします。足の着地は足の付け根と土ふまずの間で着地します。

つま先立ちを意識するような感じで着地することでひざへの負担を軽減します。腕は少し曲げ軽く振りましょう。また、姿勢は肩の力を抜いて背筋を伸ばしまっすぐ立ちます。猫背になったり、肩が内側に入っていると効果が半減してしまいますので、正しい姿勢をいしきしましょう。

必要な運動量は個人差がありますが、高齢者を対象とした調査では、1日30分以上週5日以上の運動習慣がある人は睡眠に対しての悩みが少ないと言われていることから、30分程度が最適と言えます。


まとめ~適度な疲れが睡眠の質を上げる~

スロージョギングは継続していくと思考をつかさどる前頭葉が活発になると言われています。前頭葉が活発になると思考能力、集中力、創造力(想像力)の向上、深いリラックス状態になることが知られ、精神疾患やうつ病の改善にも効果的と言えます。

就寝を基準に2~3時間前にスロージョギングで体を疲れさせ、汗をかいた体を、入浴でさっぱり洗い流して、深いリラックス状態で質の高い睡眠がとれ、シャキッと目覚めのいい朝を迎えることが出来、日中最高のパフォーマンスを発揮できます。


2017年7月29日土曜日

寝る前のお酒はもう古い!?寝る前のノンアルコールビールでぐっすり快眠という新常識


ノンアルコールビールは快眠効果が期待できます。もともとビールの主成分であるアミノ酸の一種GABAには神経を落ち着かせる働きがあり、リラックス効果が期待できます。もちろんノンアルコールビールにもGABAは含まれており、何より睡眠を妨げるアルコールが入っていません。寝酒が習慣化してしまっているという方に是非、睡眠の質を上げるために、ノンアルコールビールへ習慣のシフトしてみてはいかがでしょうか。


リラックス効果をもたらすGABAとは

GABAとは動植物や私たち人の体内にも存在する天然アミノ酸の一種です。脳や脊髄で抑制性の神経伝達物質として働きます。主に精神の安定、抗ストレス作用、興奮の鎮静やリラックス効果をもたらす役割を担っています。GABAは体内でも作られますが、不足すると過度なストレスを抱えたり、精神疾患の原因になると言われています。また、急なイライラや不安を抱きやすいのはGABAの不足が原因の一つと考えられています。


寝る前のお酒には害しかない

寝る前のアルコールは睡眠の妨げになるだけでなく、睡眠時無呼吸症候群になる恐れもあります。また日中の疲労感や急な眠気の原因にもなり、得なことは一つもありません。ですが、寝る前にお酒を飲まなければ寝られない、1日の終わりにビールを飲むことが一番の楽しみという方も少なくありません。

確かにお酒をたくさん飲めば、寝つきはよくなります。ですが、寝つきが良くなるのは睡眠の前半だけで、後半になるとアルコールが分解され、交感神経が活発になり、疲れが取れなくなってしまいます。また、アルコールに対して耐性が出来てしまい、お酒の量が日に日に増してしまうという悪循環に陥ってしまいます。


酔えば眠れる、落ち着くというのは思い込み

ビールを飲むと落ち着くというのはGABAの精神安定の作用によるものです。ですから実際はノンアルコールでも十分落ち着く効果はあるのですが、酔えば落ち落ち着く感じがするという感覚が習慣になってしまっているため、お酒を飲まなければ落ち着かなくなっているのです。

ノンアルコールビールより、やっぱりビールじゃないとのんだ気がしないという方は、まず、酔わなければ眠れない、落ち着かないという感覚自体が思い込みによるものだということに気づくことが大切です。お酒を飲めば寝つきが良くなるという悪習慣を改善していきましょう。


まとめ~ホップ自体はメリットがたくさん~

ノンアルコールビールには通常のビールよりもGABAが多く含まれており、リラックス効果がさらに期待できます。またGABAにはインスリンの働きを促し、脂肪の燃焼を助けるので、ダイエット効果も期待できます。また、食物繊維が多く含まれる酵母には整腸作用もあり、便秘の解消にも効果的です。

このようにホップに注目すれば、睡眠だけでなく、体にも嬉しい効果がたくさんあります。快眠のために1日の終わりにノンアルコールビールという新しい習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか。

2017年7月26日水曜日

ぐっすり眠れる快眠サイクルの基本、体内時計は日光を浴びることで整う


朝が来たら自然に目が覚め、一瞬でスイッチオン。日中はすがすがしく過ごし、仕事においても最高のパフォーマンスを発揮し、スポーツも遊びも全力で楽しむ。寝る時間になれば自然に眠気が来て、リラックスした状態でぐっすり眠りに入れる。

こんな理想的な快眠サイクルを決める基本の基本。それは体内時計を整えることにあります。体内時計のサイクルを整えるためには太陽の光を朝たっぷり浴びることが大切です。


体内時計は1日25時間で回っている

1日は24時間サイクルですが、そもそも私たちの体内時計は25時間のサイクルになっています。ですから、決めた時間に寝ようと思っても、1日1時間ずつズレるようになっています。ついつい夜更かしして朝起きられないという習慣はこの体内時計のサイクルによるものです。

昨日は決めた時間に眠れて、早く起きることが出来たのに、今日はまた、夜更かししてしまったなど、早起きの習慣が続かないという経験がある方は体内時計がリセットされずに1時間ずつズレてしまっていることが原因の一つかもしれません。この体内時計の25時間サイクルのズレをリセットしてくれるのが太陽の光です。


日光を浴びることで体内時計がリセットされる

体内時計は皮膚や血管、心臓などあらゆる部位に備わっていると言われ、その中枢、マスタークロック(親時計)を担っているのが視床下部にある視交叉上核という部分です。目から入ってきた光情報は網膜を通して、視交叉上核に伝えられると体内時計がリセットされるようになります。

つまり、朝太陽の光を浴びないでいると、体内時計が24時間サイクルでリセットされず、睡眠ホルモンの分泌サイクルが不安定になり、寝る時間に眠気が来なかったり、朝なかなか起きることが出来なくなってしまいます。毎日朝太陽の光を浴びることで、身体が快眠サイクルを記憶し、自然な目覚めと眠気を促すことが出来ます。


太陽光はたっぷり浴びる

太陽の光は少なくとも30分以上は浴びることが大切です。眠るときに自然な眠気を促すためには睡眠ホルモンの、メラトニンの分泌が十分であることが欠かせません。メラトニンは、日中はセロトニンという神経伝達物質が夜暗くなるとメラトニンに変わるという性質を持っています。ですから、朝、太陽光をたっぷり浴びて、セロトニンの分泌量を高めておくと、夜眠るときのメラトニンの分泌も十分に高まるということです。


セロトニンの分泌量がメラトニンの分泌量を決める
セロトニンは別名、幸せホルモンとも呼ばれており、十分に太陽の光を浴びて、分泌が高まっていると、気持ちが明るくなり、やる気が高まった状態で、日中活動的に過ごすことが出来ます。夜自然な眠気を促すためにはどれだけ活動的に過ごせたかが重要になります。

また、メラトニンの分泌量は朝たっぷり太陽の光を浴びることが出来ているかにかかわっています。さらに、セロトニンの分泌で気持ちが明るく保てているということが、リラックスした状態での睡眠を左右します。


まとめ~体内時計のリセット&幸せホルモンの分泌で快眠~

朝目覚めたら、日光を浴びるという習慣がすがすがしく、活動的な1日を過ごし、自然にぐっすり眠るための快眠サイクルを作るために重要であることがお分かりいただけたかと思います。直射日光でなく、カーテンを少し開けておくだけでも効果的です。朝起きたら日光を浴びる習慣を心がけましょう。

曇りや雨の日で日光が浴びられない日でもカーテンを開け、その日の自然な光を浴びる、目から光の情報を入れることで、体内時計はリセットされます。また不眠解消のためのセロトニンサプリやセロトニンを増やすチーズや牛乳、ヨーグルトなどの乳製品を普段から摂るのもおすすめです。

2017年7月25日火曜日

90分周期で快眠は間違い!? 睡眠日誌で自分に合った快眠サイクルを作る重要性


睡眠日誌は眠っていた時間はもちろん、ベッドに入った時間、ウトウトしはじめた時間、起床時間などの睡眠記録をはじめ、昼寝の時間、日中眠気が襲ってきた時間、運動時間など1日の活動を記録していくものです。

快眠アプリじゃダメなのとお考えの方もおられるかもしれませんが、快眠アプリはベストな睡眠時間を把握する、睡眠サポートのためのものです。ですが、自分に合った快眠は日中の過ごし方も関わっているので、睡眠時をはじめとする、1日の活動や日々の気づきも記録することで、最適な眠りの習慣を知ることが出来ます。


90分周期の睡眠は誤解、人によって快眠周期は異なる

快眠のために理想的な睡眠時間はご存知でしょうか。6時間、3時間、1.5時間という声が聞こえてきそうですね。1.5時間周期で眠るとスッキリ起きられるというのは有名ですが、実は大きな誤解です。1日の活動量によって周期は変わりますが、理想的な睡眠周期は80分から110分と言われ、その平均が90分であるため、単純に90分周期で起きればすっきり起きることが出来るというジンクスが生まれたということです。

また、90分周期を意識して、睡眠時間を短くすればショートスリーパーになれると信じている方もおられますが、短眠出来るかどうかは体質です。ですから、短眠だから良くて、睡眠時間が長いからダメということではありません。確かにショートスリーパーという言葉の響きはかっこいいですが、案外ショートスリーパーと豪語している人は、日中あまり集中できていないかもしれませんよ。

睡眠時間は身長のようなもので、個人差がり、人それぞれにあった睡眠時間というものがあります。ですが多くの方が、前述したような睡眠周期を信じるあまり、自分に合った快眠が知らないままでいます。自分に合った睡眠をとるためには、睡眠を記録することが大切になります。



睡眠日誌に記録するべき項目

・眠っていた時間
眠らなければと考えている時間ではなく自然に睡眠に入り、目が覚めた時間を睡眠時間とします。眠りに入る時間と目覚めの時間は把握しにくいと思いますので、眠りに落ちそうと気がついたら時計を確認し、自然に目が覚めたら時計を確認するという意識を持ってみましょう。

・眠気があった時間
日中活動中に眠気があった時間を把握することで、睡眠時間をしっかりとっていたとしても眠りの質が悪くなっている可能性に気づくことが出来ます。また、起床後6~8時間後にやってくる眠気は自然なものです。そのタイミングで眠気が来れば眠りの質はいいものと判断することも出来ます。

・ベッドで横になっていた時間
睡眠時間も含めてベッドで横になっていた時間を記入することで、睡眠に入るまでどれくらいの時間がかかったか把握できます。やはり寝れらなければ寝つきが悪く日中の過ごし方に改善点があると分かりますし、起きてからなかなかベッドから出られなければ、睡眠に問題があるかもしれないと気づくことも出来ます

・食事、入浴時間
仕事、家事、運動など活動していた時間
質の良い眠りは日中の過ごし方が大きく関わっています。何時に入浴したのか、食事は何時に摂ったのか、どれくらい運動したのかなど日中の過ごし方を記録することで、睡眠の質にどう影響しているのかを把握することが出来ます。

・目覚めの良さ、目日中の眠気、疲れ、集中力などを評価する
目が覚めた時のスッキリ感や疲れの残り度合い、日中の集中力などを記入しておきます。例えば(すごく良い、良い、普通、悪い、かなり悪い)などの5段階評価で書いておくのも良いでしょう。目覚めと日中の評価と睡眠時間などとを比べることで自分に合ったサイクルを探っていきます。


まとめ~質の高い睡眠は自分で作る~

睡眠日誌をつけていくことで、自分のベストな睡眠時間というものが見えてくるようになります。また、すっきり起きられているときと疲れが残っていると感じるときでは、前の日の過ごし方の何が違っていたのか習慣の改善にもつながります理想の睡眠時間は7時間前後とされていますが、やはり質のいい眠りは人それぞれ違います。

睡眠時間がたったの1時間違うだけで日中の気分や仕事の生産性、集中力が圧倒的に変わってきます。90分周期という誤解の意識から自分だけの正しい眠り方へシフトしていきましょう。また始めるときは就寝時間基準ではなく起床時間を基準にし、目覚めの良い悪いの変化を意識しながら、まずは1週間続けていきましょう。



2017年7月24日月曜日

睡眠の質を上げる入浴方法 ベストなタイミングは?入浴時間は?


1日の疲れをとるために寝る前に入浴するという方は多いのではないでしょうか。ですが、入るタイミングを間違えるとかえって寝つきが悪くなってしまいます。正しいタイミングと入浴方法を知っておけば、リラックスした気分で気持ちよくスムーズに眠ることが出来、睡眠の質もよく、疲れも回復し、スッキリ起きることが出来ます。


就寝前30分~3時間前には入浴を済ませるのがコツ

活動時には体の深部体温は高く、眠っているときには低くなり、約1℃の高低差があります。入眠の1~2時間前になると睡眠ホルモンのメラトニンが分泌され体温は急激に下がり始めます。就寝前の30分から3時間前に入浴し、体温を少し高めておくことで、急激に体温を下げる働きを促すことが出来、スムーズに眠りにつくことが出来ます。

逆に入浴後すぐに眠るのは体温が高い状態なので、なかなか寝付けなくなりますし、入浴後からあまり時間を空けすぎても、スムーズに眠るタイミングを逃してしまいます。ベッドに入って眠る時間から逆算して入浴するようにしましょう。


湯船の温度は40℃前後がベスト

スムーズに睡眠に入っていくためには、入浴後深部体温を下げる働きが必要です。そのためには、入浴中に深部体温を少し上げておく必要があります。大抵人の体温は36~37℃だと思いますが、湯船の温度が36~38℃くらいだと深部体温と変わりません。それだと深部体温は変わらないので、効果がありません。

また、42℃以上の熱いお湯に浸かってしまうと、交感神経が優位な状態になり、脳が高ぶって入浴後リラックスできなくなります。熱すぎず、ぬるすぎない40℃前後がやはりベストと言えます。湯船の温度は季節ごとに変えるのも良いでしょう。夏は38~40℃、冬は39~41℃がおススメです。


入浴時間は最低でも15分以上

湯船につかる時間は15分以上がベストです。体の深部体温を急激に下げる働きを促すためには、体温が上がり、血流が良くなった状態から熱を外へ逃がす働きが欠かせません。そのため体の芯から温める必要があります。ですので、入浴時間が短すぎると深部体温が上がらず、効果はありません。そのためには最低でも15分以上は必要になります。

長く入いれば、その分リラックス効果も高まるりますが、1時間以上の入浴だと、湯船の温度が下がって入浴中に深部体温を下げてしまうことになります。また、湯船を保温できたとしても、長く浸かりすぎるとのぼせる原因にもなるので、長くても1時間までが良いでしょう。


まとめ~眠りにつく時間に合わせて入浴するのが正しい入浴法~

以上紹介したように、就寝前に入浴するベストなタイミング、温度、入浴時間を守ればぐっすり快眠でき、疲れも回復し、スッキリとは差を迎えることが出来ます。この基本を知ったうえで、さらに、アロマや入浴剤、照明やリラクゼーション音楽などでご自身に合ったリラックスタイムをアレンジするのも良いでしょう。

ただし、お風呂にスマホを持ち込んだり、テレビを見たりなど交感神経を高めるものは持ち込まないようにしましょう。スムーズな睡眠の妨げになってしまいます。また、冷え性で熱いお風呂のほうが良いという方は、入浴後と就寝の間を多めにとって調節するのも構いません。必要なのは、入浴で深部体温の低下を促すということです。

2017年7月23日日曜日

寝つきをよくする6つの習慣、快眠サイクルを整えることがカギ



しっかり深く眠るためには、寝つきを良くし、スムーズに睡眠に入っていくことが不可欠です。なかなか眠れない、眠りが浅く、夜中にすぐ目が覚めてしまうという習慣を改善するためには、快眠グッズに頼る前に、快眠できる体内時計のサイクルを整えることが大切です。そこで、体内時計を整えるために、簡単で今日からはじめられるおすすめの方法を紹介したいと思います。


眠くなる時間は起きる時間で決まる

眠るときには、睡眠ホルモンのメラトニンが分泌され、分泌後1~2時間後に睡眠に入るという働きがあります。このメラトニンの分泌は起床してから15~16時間後と言われています。例えば、朝6時に起床したとすると、21時ごろから眠くなりはじめ、22~24時ごろ睡眠に入っていくことになります。

休日などに寝だめをして昼頃まで寝てしまうと、深夜2時3時まで眠れなくなるというのは当然のことと言えます。また、寝る時間が一定でないと体内時計のサイクルも当然、整うことがないので、寝たいときに眠気がやってこないということになります。メラトニンの分泌サイクルを整えれば自然に眠りに入る習慣が出来ると言えます。


太陽の光を30分以上浴びて幸せホルモンの分泌を促す

太陽の光を浴びると神経伝達物質である、セロトニンの分泌が増えます。セロトニンは幸せホルモンとも呼ばれ、やる気が湧いたり、気持ちを明るくする作用があり、日中を活動的に過ごすことが出来ます。

日中活動的に過ごすというのは良い眠りを促すためには欠かせません。また、セロトニンは夜暗くなると、眠気を促すメラトニンに変わります。つまり、太陽の光をたっぷり浴びてセロトニンの分泌が増えるとぐっすり眠るためのメラトニンの量も自然と増えるということです。

さらに、30分以上太陽光を浴びるということは、睡眠薬1錠分に相当するという研究者もいます。睡眠薬に頼る前に太陽の光を浴びてぐっすり眠れれば、お金もかかりませんし副作用もありませんのでおすすめです。


寝る前1時間前の入浴でスムーズに眠る

眠る前のお風呂は普段から行っている方も多いかと思いますが、正しい時間に入浴できているでしょうか。睡眠にスムーズに入っていくためには、就寝の30分~1時間前には済ませておくのがベストです。日中体の深部体温は高く、睡眠時には低くなりますが、入浴で意図的に深部体温を下げることが出来ます。

入浴で体温が高まると、全身の血行が良くなり皮膚から熱が放出され深部体温を下げます。その働きによってスムーズに眠りに入れるようになります。また、お風呂の温度は40℃以下で、10分以上つかるのがベストです。


やっぱり適度な運動がいちばん

身体の疲れは眠気に比例します。体が疲労状態になると、脳から休みなさいという指令が出されます。眠りを促し、スムーズに睡眠に入っていくためには、良い疲労感が欠かせないということです。また運動をすると交感神経が優位に働きますが、その分のバランスをとるために、睡眠時には副交感神経が優位に働きます。

休息時の副交感神経の活発な働きは、日中の交感神経の働きで決まると言ってもいいでしょう。ジョギングやウォーキングなどの無理なく出来る範囲での有酸素運動がベストです。慣れてくれば、走る距離を伸ばしたり、チャレンジできることを増やしても良いでしょう。



寝る前のリラックスできる環境を整える

就寝前には、交感神経から副交感神経への切り替えが重要です。気持ちが落ち着きリラックスできると副交感神経が優位になり、スムーズに睡眠に入っていくことが出来ます。そのためには、脳を刺激する情報を入れないように心がけるようにしましょう。

就寝2~3時間前には、スマートフォンやパソコン、テレビは控えるようにします。その代わりに、リラクゼーション音楽やアロマオイルなどの習慣を取り入れると睡眠がスムーズになります。ストレッチやストレス低減のマインドフルネス瞑想の時間に当てても効果的です。



読む気もしない難しい本で眠気を誘う

授業中興味のない内容の時に眠ってしまった経験が誰にでもあるのではないでしょうか。また、難しすぎる本や字が細かすぎて読む気がしない本を読もうとすると眠くなることがあると思います。そういった効果を眠るために使うのはいかがでしょう。難しすぎる本を読もうとして眠気に襲われるときには脳内で、苦痛を和らげるための働きが関係しています。

例えば指圧マッサージで痛気持ちいい後に眠気を感じ、寝落するといった経験をされた方もおられるかと思いますが、これはβエンドルフィンと呼ばれる、神経伝達物質が分泌の働きによるものです。痛みや苦しみが続くと、苦痛を和らげるためにβエンドルフィンが分泌され、鎮静効果や気分の高揚、幸福感を得ることが出来ます。

あなたが全く興味のない難しい本が良いでしょう。聖書や哲学書に全く興味がなければ最高の快眠ツールになるでしょう。また推理小説など意欲を高めてしまうものは避けましょう。



まとめ~快眠サイクルは体内で整える~

睡眠の質を高めるために快眠アプリなどは確かに効果的ですが、頼りきりでは快眠は手に入らないでしょう。あくまでも快眠アプリは快眠をサポートしてくれるものだと心得ましょう。良い眠りには自分に合った、睡眠サイクル、体内時計を整えることが不可欠です。高校生を対象に行った、2日間、起床時間を3時間遅らせる実験では、体内時計が45分もズレるという研究結果があります。

2日間だけでも体内時計は変わるということは、それだけ早く変化が現れるということです。睡眠サイクルを整えるために2~3日は行ってみましょう。きっと今までが嘘のように活動的で気持ちのいい1日を過ごすことが出来、気持ちよく眠れるサイクルを手に入れることが出来るでしょう。

2017年7月22日土曜日

寝つきが悪い 眠りが浅くなる6つの原因 



ベッドに入ってもなかなか寝付けない、夜中何度も起きてしまって、朝起きるのがつらい、日中眠くなって仕事に集中できないという方は、寝る前の習慣と日中の過ごし方に原因があるかもしれません。そこで、ついついやってしまいがちだけれど、快眠のために改善すべき習慣を理由と共に紹介したいと思います。


就寝前のうたた寝


眠気は脳と体の疲れと比例します。その疲れは当然、起きている時間、身体を動かしている時間が長ければ高まっていきます。ですから、仕事からの帰宅後や家事終わりのいったん落ち着ける時間というのはついついうたた寝してしまいがちです。

睡眠時には副交感神経が優位な状態で、うたた寝からの起床時には活動中に優位になる交感神経が優位に働いてしまい、寝る時間に目が冴えてスムーズに眠りに入ることが出来なくなってしまいます。また、少しのうたた寝であっても疲れは少し軽減されるので、ベッドに入っても眠たくならなくなります。いくら疲れて帰っても眠るのはベッド、布団に入ってからを心がけましょう。


30分以上の昼寝


最近では、昼寝を取り入れている企業や学校が増えています。少しの昼寝は午後からのパフォーマンス向上や夜の睡眠の質を上げるという研究結果もあり、効果的ですが30分以上になると逆効果になってしまいます。

年齢や個人差はありますが、15分、20分程度までならスッキリ疲れや眠気が取れるのですが、30分以上になってしまうと睡眠サイクルで、もっとも深い眠りのノンレム睡眠状態に入ってしまうため、昼寝のつもりでも就寝時間と同じ睡眠になってしまい、夜に目が冴えて眠れなくなってしまいます。


寝酒が睡眠の質を低下させる


お酒を飲むと眠れるという方もおられると思います。たしかにお酒をたくさん飲むと寝つき自体はよくなります。ですが、アルコールが分解される睡眠後半時には交感神経が優位に働き、疲れをとることが出来なくなってしまいます。また、1週間ほどでアルコールに対して耐性が出来てしまい、効き目がなくなり、自然とお酒を飲む量も増えてしまいます。

アルコールの量が増えると睡眠時に疲れが取れにくくなるので、日中の疲労感や眠気が強くなってしまいます。さらに、アルコールの摂取量が増えると筋肉が緩み気道が狭くなります。そのため、イビキ、睡眠時無呼吸症候群などのリスクも高まってしまいます。


寝る前のたばことカフェイン


たばこやカフェインなどの嗜好品は精神的な苦痛を和らげることが出来ますが、寝る前には眠気をとってしまうので注意が必要です。たばこの覚醒作用は約1時間で、寝る前に1本という習慣がある方は改善するのが良いでしょう。「禁煙しなさい」と禁煙を推奨するわけではありませんが、快眠第一に考えるのならば、寝る前の1時間は避けるべきです。

カフェインの覚醒作用は約4時間、高齢者になると6~7時間も覚醒作用があると言われています。コーヒーなどはホットカフェオレであれば、目覚めが良くなるという効果もありますが、やはり、たくさん飲むのが習慣という方は改善が必要です。


土日、休日の寝だめ


人の体は睡眠を蓄積することが出来ません。ですが、週末になると体が疲れ切ってしまって、ついつい寝て過ごしたり、1日中だらだら過ごしてしまうという方も多いかと思います。いつもより、長めに寝るというのは確かに疲労を回復するには効果的ですが、やはり寝すぎや体を動かさないというのは逆効果です。

睡眠時副交感神経を優位に働かせてしっかり眠るためには、日中体を動かして交感神経を働かせる必要があります。自律神経にうまく働いてもらうためには、両神経のバランスが大切ということです。

休日、ダラダラ過ごしってしまうと就寝時に寝つけず、疲労感や眠気、だるさを持ち越したまま1週間を始めることになり、週末にエネルギー切れで、また、寝だめの休日といった悪循環になってしまいます。このような悪循環は気づかないうちに睡眠負債となって蓄積されていきます。休日こそ体を動かすように改善しましょう。


寝る前のスマホやパソコン、テレビ


スマホが手放せないという方が増えていますが、度を超すと悪影響になるというのは言うまでもないかもしれません。パソコンやテレビも寝る直前まで見ているという方も多いかと思います。

スムーズに睡眠に入っていくためには副交感神経の切り替えが重要になりますが、寝る前にスマホやパソコン、テレビからの情報というのは、脳を刺激し、交感神経を優位に働かせます。ですから、副交感神経への切り替えがスムーズに行われないため、ベッドに入ってもなかなか寝つけなくなるのです。スムーズに眠りに入るためには、就寝2~3時間前は脳を刺激する情報を入れないのが理想的です。


まとめ~ついやりがちな習慣、それって本当に必要?~


このように寝つきが悪く、しっかり眠れなくなる原因をいくつか紹介しましたが、正直どれもやめられないような習慣ばかりなのではないでしょうか。うたた寝や昼寝は気持ちいいし、お酒飲まないなんてやってられないと思うかもしれません。

テレビ見ないなんて楽しみがなくなる、寝る前のスマホが一番楽しいと思う方もおられるでしょう。ですが、そのあとに残るのは満足感でしょうか。きっと、またやってしまったという罪悪感のほうが大きいのではないでしょうか。

睡眠を妨げるこれらの習慣、本当に必要なのかどうか自分と向き合ってみてはいかがでしょうか。睡眠を妨げてまでやらなければいけない良い習慣などないということに気がつくはずです。

2017年7月19日水曜日

人生で快眠が最も大切、睡眠は1日の終わりではなくはじまり


健康的な食事や運動を心がけているのに体調がすぐれない、ヨガやマインドフルネス瞑想を実践しているのに何だか気分がすぐれない、気づいたらイライラしているという方、しっかり眠ることが出来ているでしょうか。

何をやっても心が晴れない原因は睡眠にあるかもしれません。たかが睡眠と侮ってはいけません。今や目標達成や成功のカギは私たち一人ひとりの内側にあると多くの方が気づき始めています。

そこで、仕事も遊びも人生において最高のパフォーマンスは健康的な身体と心から生まれるという考えのもとに、マインドフルネスやヨガ、引き寄せの法則など様々な健康法や成功法を実践されていますが、さらにこういった実践法を習慣化するためには睡眠を第一に考えることがとても重要になります。

いくら実践しても睡眠が正しく出来ていなければどんな目標も成功もうまくいくことはないでしょう。良い眠りは1日を気持ちよく、はつらつに過ごすことが出来、フルに活動した1日は良い眠りへと導きます。思い通りに人生を好転させたいと考えるなら睡眠は1日の終わりではなく1日のはじまりだという意識に変えていきましょう。


睡眠はリセット&アップデート


睡眠は1日の疲れをリセットという認識が一般的ですが、次の日を行動的に過ごすために新たなエネルギーを作る役割も担っています。主な役割は、脳を休め記憶や情報を整理すること、細胞を修復することにありますが、新しい血液を作ったり、成長ホルモンなど、各種ホルモンの分泌がされるのも睡眠中に行われます。

疲労の回復はもちろん、美しい肌や髪、骨や筋肉、免疫力の向上など健康な身体を作るために、しっかり眠るというのは必須ということです。睡眠はリセットだけでなく、体と心を常に最新の状態に保つためにリセット&アップデートという大事な役割を担っているのです。


睡眠不足がすべての元凶


睡眠不足が習慣化してしまっていると当然脳は休まることがないので、記憶情報の整理は出来ませんし、成長ホルモンや各種ホルモンの分泌が正しく行われません。その結果、物忘れや記憶障害、日常的にイライラ、不安感、ストレスを抱えることも多くなり、うつ病や精神疾患を招いてしまいます。

また、免疫力の低下で体の不調が慢性化したり、さまざまな病気、生活習慣病などを引き起こしてしまいます。基礎代謝も落ちてしまい、太りやすい身体にもなってしまいます。


まとめ~快眠第一という考えにシフトする~


悩み事や納期の迫った仕事のことを考えると、たっぷり眠っている暇などないと考えている方、やりたいことや楽しいことが多すぎて、眠るのがもったいないとお考えの方は、すぐにでも意識を変えることをおススメします。悩み事が多くて眠れないのは、まったくの逆で、寝ていないから悩み事が解決しないのです。また、しっかり眠れていないと、遊びもスポーツも心身で楽しむことは出来ません。

さらに週末寝だめしているから大丈夫とお考えの方も意識を変えなければなりません。寝だめをしても疲れは取れません。疲れは気づかないうちに蓄積されています。いわいる「睡眠負債」を抱えてしまっています。睡眠を軽んじて身体も心も疲弊していく人生から、「快眠」を第一に考えすべてうまくいく人生へシフトしていきましょう。





2017年7月15日土曜日

何に対して感謝すればいいのかが分かれば、あなたは感謝せずにはいられない


感謝することが思い通りの現実を引き寄せるということを信じ、実践されている方は多いかと思います。ですが、正直なところ何に対しても感謝をするというのには限界を感じている方も多いのではないでしょうか。それは、感謝の法則に関する多くの実践書には方法はいくらでも書かれているものの、結局何に感謝すればいいのかは書かれていないからではないでしょうか。何に感謝すればいいのかを理解すれば、あなたは感謝の大切さに気付き自然に波動は上がり、思い通りに引き寄せが起こるようになるでしょう。


感謝の法則、言うのは易く行うのは難し

「感謝すれば引き寄せが起こる」というのは事実です。感謝の気持ちを持ち続けることで、波動は上がります。いい気分でいればいいものを引き寄せ思い通りの人生を送ることが出来るというものです。言葉で説明すれば、これ以上ないほど簡単なものですが、実践するとなると意外とできないことが多いのではないでしょうか。

例えば、実践書を読んだ後なら、いくらでも出来るけれど、いざ支払い場面になって財布の中をみれば、もうこんなに使ってしまっていると思うことはありませんか。気分良く車を運転していたのに、無理や横入りやマナーの悪いドライバーに腹を立てることがあるのではないでしょうか。感謝すれば引き寄せられると言われても、感謝できないことが多すぎると、気づくのではないでしょうか。

無理やり感謝を唱えても心の中ではイライラをため込んでいるような思考状態では引き寄せなど起こるはずもありません。感謝の法則は「言うのは易く行うのは難し」なのです。そもそもあなたは、何に感謝しなければいけないのでしょうか。お金に対して?人の親切に対して?手に入ったものに対して?他人の失礼な態度に対しても?実はそのどれも本質ではありません。本当に感謝するべきはあなた自身に対してです。あなたが感謝の気持ちを向けるものとはあなたそのものなのです。


感謝を向けるのはあなたそのもの

あなたが見ているもの、体験している現実はあなたの思考によって現実化されています。お金の引き寄せならお金に感謝しましょうとよく言われていますが、あなたが感謝しなければいけないのはお金そのものではありません。

あなたが欲しいと思って買ったもの、食べたもの、受けたサービスを現実化させているのはあなたの思考そのものです。あなたの感情と思考があなたの欲しいものを引き寄せ、楽しさやわくわく感をリアルに体験しているわけですから、感謝するのもあなた自身になります。その感謝の形をお金という形で表しているというわけです。

嫌な体験、不愉快な思いをしたときも同様です。不愉快な現実を作っているのもあなたということになります。不愉快な創造をリアルに体験したことで、怒りや憤り、イライラを感じることが出来たことに感謝すればいいのです。


まとめ~創造をリアルに体験出来ていることが素晴らしい~

あなたが体験しているあなたの創造した現実は、まるで映画を見ているようなものです。脚本、演出、監督はあなたです。通行人、友達、家族、嫌な人などなど、配役もあなたの創造物ですし、目に見えているものすべてがあなたの思考によって現実化したものです。そんなあなたの創造した作品を観ているのも、もちろんあなたです。

あなたは自分で作った映画を自分で観て楽しんでいるのです。それを作りものだとは気づくことなくリアルに体験できる力があなたには備わっているのですから、こんなに素晴らしいことはないとは思いませんか。感謝とはあなたが現実を創造できるプロセスそのものに向けるべきものなのです。



2017年7月12日水曜日

あなたが見ている現実はあなたの思考によって創られる



「思考が現実化する」という言葉は成功哲学や引き寄せの法則での比喩的表現でも、例えでもありません。言葉の意味そのままです。私たちの生きている世界は、私たちの思考によって創造されています。

あなたが見ている現実はあなたの思考によってそこにあるように見えているのです。「そこにあるように」とは本当はそこには何もないということです。今見ているパソコンやスマートフォンも、外から聞こえてくる音も、あなたの体でさえもそこには何もありません。


目に見えるものはあなたの思考によってそこに在るように見えている

目に見えているものはすべて存在しないと言われても「いやいやものには触れるし、感触もあるじゃないか、しっかり存在しているよ」と思われるでしょうが、物に触れられるのは電子が反発しあっているからで、物質が形をとどめているのは素粒子が振動しているからです。

目に見えるすべては振動するエネルギーであり、その形を決め、とどめているのはあなたの思考なのです。本来私たちが生きている世界というのは、指をパチンと鳴らせば、欲しいものをなんでも出せる魔法のような世界に生きているのです。


観測することで無限の可能性は一つに収束する

素粒子はこの世界の物質を形作る最小単位の粒子です。この素粒子には奇妙な性質があります。観測されない状態では波のようにあらゆる場所に存在し、観測されることで位置が一つの場所に特定されます。これを「波束の収縮」といいます。この波束の収縮には人の意識が関連しているのです。

つまり、素粒子は観測者が観測し意識されるまでは、あらゆるところに可能性として存在しますが、物質としては存在しません。観測者が観測し意識することで、位置は特定され物質として存在するということです。


一瞬一瞬を意識し観測することで現実を作り出している

物質があって、私たちがそれに対して、物質だと認識するのではなく、意識が先に合って、物質が現れているのです。ですが、私たちはこの実現化するプロセスを認識することが出来ません。思考が途切れることなく、完全に無になることがないので、現実と可能性の領域の間を知ることが出来ないのです。

指をパチンと鳴らせば、何でも出現させられるのがこの世界なのですが、私たちはあまりの多くの思い込みを持って生きています。時間は流れている、買わなければ物は手に入らないなどなど、このような当たり前の思考は無意識のうちにパターン化しています。

例えばあなたの部屋は、お気に入りのソファは、時計は、明日そこにないと思えますか、目を閉じて、再び目を開けたら別のものに変わっているということがあるでしょうか。そんなはずありませんよね。変わらずそこにあると思います。ですが、実際そこには何もありません。あなたの思考パターンの連続、途切れることのない思い込みによって可能性を一つの位置に物質として留め続けているのです。


まとめ~思考のほとんどは思い込みに支配されている~

思考が現実を作っているのなら、なぜお金を思い浮かべてもお金は瞬時に現れないのか、理想の部屋に変わらないのか「そんなこと当たり前」と思うかもしれませんが、思い通りの現実にならないのは、当たり前といった思い込みが根深く刻まれているからです。

ですが思考が現実を作っているという新しい概念を知ることは、人生を思い通りにするために多きく役に立つに違いありません。今目に見えるものすべてに対しての捉え方、心の在り方を変えることこそが大切だということです。

2017年7月11日火曜日

あなたはこの世界を楽しむために生まれてきた



私たちは1人ひとり完璧な状態でこの世に生まれてきます。足りないものは何もありません。ただひとつだけ足りないものがあるとすれば、それは完璧な状態という記憶です。私たちは生まれた瞬間、完璧という記憶を忘れてしまいます。

なぜ忘れるようになっているのか、それは、人生を楽しむためです。生まれてからずっと完璧で何も失うものはないし、手に入れる必要もないと分かっていたら、そもそも生まれてくる必要もありません。


人生は楽しむためのゲーム

この現実世界は緻密にプログラムされたゲームです。あなたがもしゲームを買うとしたらどんな理由ですか。楽しむためですよね。でもわざわざお金を出してゲームを買う必要はありません。ですが「楽しむためだけ」その一点の理由があれば、それで十分買うに値するのがゲームです。この現実も同じです。

なぜわざわざ完璧だったころの記憶をなくすのか、すべてがある意識領域から現実世界に生まれたのか、それは楽しむため、「えっ、それだけ」と思われるかもしれませんが、理由は楽しむためだけで十分ではありませんか。


楽しむためには現実世界と制限された体が必要

この現実世界とは、あなたが人生をかけて宝(完璧だったころの記憶)を探すゲームのために用意されたものなのです。なぜゲームをしなければならないんだと思うかもしれません。それはなるべくしてなったとしか言いようがありません。

「宇宙意識、神、ソースエネルギー、可能性領域」いろいろ呼び方はありますが、「それ」の楽しみなのか、気まぐれなのか、成長なのか、何らかの意図があるのかはわかりませんが、一つ言えることは、時間も空間もなく、すべてが完璧で、始まりも終わりのないその領域では、体験や成長、楽しみや喜び豊かさなどを感じることが出来ないということです。

私一人ひとりは意識領域では認識できない体験を物質世界で感じるために存在しているのです。また、多くを体験し学び、知識を得、成長し、感動するといったことを楽しむために、完璧だったころの記憶を忘れるようになっています。

もしはじめから知っていれば、意思の疎通は難しく、体の自由には限界があり、食べなければ体調を崩し、薄い紙でも皮膚は切れてしまうような柔な身体は早々に不自由だからと、意識領域に戻ってしまうでしょう。


まとめ~あきらめないことこそ楽しんでいる証拠~

楽しむために生まれてきたのならなぜこんなつらいことばかり起こるんだと考える方もおらおられるでしょう。ゲームを楽しむ際にもなかなかクリアできないステージでは苛立ちや怒りが湧くことがあるのではありませんか。ですが、繰り返し挑戦することで必ずクリアできたはずです。感情をあらわにすることは、それだけゲームに熱中しているということです。

また、はじめからレベル99では楽しめるはずもありません。一つ一つクリアしていき、次はどんなステージなのかワクワクしますよね。クリアするのが難しくても、どんなエンディングかはわからなくても必ず最後のエンディングは存在することは知っていますし、達成感を味わえることも知っているはずです。

人生においてもこれと同じことが言えます。どんなにつらい状況で、苛立ちや怒りの中にいたとしても、それはあなたが人生に熱中している証です。あきらめないことこそが人生を楽しむということです。必ず喜びが待っているということをあなたはすでに知っているのです。

2017年7月10日月曜日

「量は質を伴う」目標を達成するには、とにかくやり続けるしかない


何事も目標ややりたいことを達成するには習慣にするしかありません。繰り返し行うことで、潜在意識が習慣として認識しあなたに行動を起こさせます。

潜在意識にまで行動を落とし込むとあなたは、やらなければならないと考える前に行動に移すことが出来るようになります。

そこにやる気やモチベーションは関係ありません。どんなことでも歯を磨くように顔を洗うように無意識に出来るようになります。むしろやりたい、やらないと気持ち悪いと感じるほどになるでしょう。

潜在意識はあなたの行動を変化させようとしません。いくらあなたが変わりたい、改善したいと思っても、いつもの行動や考え方に落ち着かせようとします。ですが、変化させようとしない働きと、あなたがやりたいこと、好きなことが合致していれば、パフォーマンスは最高に発揮できるともいえます。

潜在意識と好きなことが合致すれば最高のパフォーマンスを発揮できる

エアレースの室谷義秀選手をご存知でしょうか。エアレースとは最高時速370kmで高度な飛行技術でタイム競うモータースポーツです。この方はアジア人で唯一参戦しており、2016年6月5日の幕張で行われたエアレースの大会で初優勝されました。

その道のりは、整っていない環境でのトレーニングや借金、ぎりぎりの生活など、苦難なものでしたが、優勝するまでしつこくやり続けることで、悲願を達成されました。室谷選手の行動力は考える前に好きややりたいという感情が上回っていたと思います。まさに潜在意識と顕在意識が合致していると言えるのではないでしょうか。


身体が無意識に反応するまで繰り返す

操縦技術に関しても、時速370kmの中での操作は数ミリ動かすだけで、飛行経路は数十メートルズレる言われています。そんな中、緻密な操作をコンマ何秒で行わなければならないのですから、次右に曲がろうとか、もうすぐ左に操縦桿を切ろうなどと考えている余裕があるはずもありません。

毎日のように練習やイメージトレーニングを繰り返し、身体が考える前に動くというところまで潜在意識に落とし込んでいるから出来るのです。

エアレースの室谷選手が優勝の記者会見のとき、インタビュアーの「子供の頃の自分に何か言いたいことがあるとすれば」という質問に対して「妄想でもいいから言い続けてろと言いたい」と素敵な回答をされていました。

最高のパフォーマンスとは、才能で発揮されるものではありません。出来ると信じ続けることと、目標達成に向かってひたすら繰り返すこと、出来るまで辞めないこと、行動し続けることです。そこに好きという感情が伴うことで発揮するのです。


まとめ~量は質を伴う~

どんな目標や願望であれ、達成するには、出来ることをやり続けることが大切です。好きなことならきっと続けられるでしょう。嫌いなことや苦手なことでさえも、そこに楽しさを見出せば続けていくことは出来ます。

とにかく潜在意識がそれを安全なことと認識するまで、続けていくことが成功のカギとなるのです。あれがないから出来ない、これがあったら出来るのにという考えは、きっと出来る状況でも行動に移せないでしょう。

あれこれ考える前に今の状況で出来ることを見つけましょう。量より質が大事という考えがありますが、はじめから質を考えるのは量すら生むことは出来ないのです。大切なのは、量は質を伴うということです。

2017年7月9日日曜日

潜在意識の役割を理解すれば、ネガティブな口ぐせがいかに無駄か分かる


「こんなに変わろうと思っているのになぜ変われないの」「頑張っているのに変われない、自分は全然だめだ」こんな風に自分を責めたりすることはありませんか。自分を責めても望む変化は起こりません。むしろさらに負のスパイラルに陥ってしまいます。今すぐに自分を責めるのをやめましょう。

出来ない自分を責めて、どうしようもなく嫌な気分になると思います。ですが、あえてきつい言い方をするなら、あなたは嫌な気分でいることが気持ちいいはずです。あなたは、そんなはずないと思うかもしれませんが、少なくとも潜在意識は嫌な気分でいることを安全だと認識しているのです。潜在意識の働きを理解すれば、いかにネガティブな思考や発言が無駄だということが分かっていただけるでしょう。


潜在意識にあらがうことは出来ない


潜在意識の領域は、全体の意識の90%も占めています。その中には生命活動を担う役割をはじめ、考え方やクセ、行動習慣に関する情報も含まれています。また、潜在意識はあなたにとって安全な日常を維持するということが最優先に果たすべき役割です。

潜在意識にとって安全とは「変化のない日常」です。ですからあなたがどれだけ変わろうと思っても潜在意識にとって変化は危険な行為になってしまい、すぐに変化のない安全な日常へとひき戻してしまうのです。意識全体の90%も占めている強大な意識ですから、とうていあらがえるはずもありません。


潜在意識にはネガティブな思考が安全


潜在意識には瞬時に湧いてきた思考や感情、体験、経験、知識などありとあらゆる情報が、休むことなく蓄積されています。また、潜在意識には良い悪の判断がありません。この働きを知ったうえで、あなたが「変わろうと思っても変われない、どうせ自分にはできない、自分はなんてダメなんだ」このような思考や感情を抱いてばかりだとどうなると思いますか。ネガティブな思考も当然、潜在意識に蓄積され続けていきます。

そうすると蓄積されたネガティブ思考はパターン化され、ダメな自分でいること自体が安全な状態だと認識されてしまうのです。顕在意識であるあなたの変わりたいという願望と潜在意識の変わりたくないという真逆の働きによって、心身ともに疲弊してしまい、負のスパイラルに陥ってしまうということです。


潜在意識はパソコンの記憶機能と同じ


潜在意識が強大で変化を望まないのなら、私たちが変わるすべはないのでしょうか。そんなことはありません。潜在意識は最新のパソコンやスマートフォンの記憶機能に似ています。あなたが検索するワード、メールでよく使う文字は予測変換されるようになっていますし、毎日のように立ち上げるアプリケーションは、スタートメニューに追加されていますよね。

また、新しく使い始めたアプリケーションはすぐには追加されませんが、使っているうちに追加されていきます。潜在意識もこれと同じなんです。繰り返しによって新しい習慣を追加していくことは出来るというわけです。


まとめ~口ぐせをポジティブに変化させていく~


ネガティブな思考は繰り返していると潜在意識にとっては安全ですから、いきなりポジティブな思考はとてもできないと感じたり、違和感を感じることがあるでしょう。ですが、少しずつ言葉の使い方に変化をつけていきましょう。

「なぜできないんだ、やっぱり自分には無理だ」というような思考の後に必ず「でも大丈夫」「まぁいいか出来る、出来る」と、こんな風にポジティブな言葉を付け加えましょう。そうすれば、潜在意識にとってよく使う言葉や思考は、ネガティブからポジティブに書き換えられていくでしょう。出来ないことが当たり前の自分から出来る自分へと変化は確実なものとなっていきます。

2017年7月8日土曜日

変わろうと思っても変われないのはなぜ|潜在意識と習慣の関係


啓発本を読んで「自分も変わりたい、明日から変わるぞ、いや、今日から変わるんだ」と意気込んだものの何だかやる気が出ないということに心当たりのある方は多いのではないでしょうか。かんたんに出来るダイエット、お金の貯め方、自分を変える方法など、様々な成功法に関する実践書が出回っていますが、結局続かないのはなぜでしょう。それには潜在意識の働きが関係しています。


潜在意識は膨大なデータバンク

私たちの意識には顕在意識と潜在意識という2つの意識領域があります。見たり聞いたり、味わったり、思考したり、感情が湧くといった、私たちが通常私自身と思っているのは顕在意識の部分で起こっていることです。

その顕在意識で体験しているすべての情報が蓄積されているのが、潜在意識の領域になります。潜在意識の働きは無意識に行っている呼吸や各器官の制御、生命活動にかかわる活動をはじめ、習慣やクセ、考え方など「基本的な私」の活動を維持しているのです。


潜在意識はあなたを危険から守っている

潜在意識が最も優先する役割は、あなたが安全に生命活動を行うことにあります。例えばあなたが、ストレスを感じれば、ストレスに対応するためにストレスホルモンを分泌しますし、緊張状態にあるときは、危険信号として呼吸が荒くなるといったことです。

また生命に危険を感じれば、パニックを引き起こしたりもします。危機一髪の状況で思いもよらない力を発揮して危険を回避するといった、いわゆる「火事場のばか力」というのも潜在意識の働きによるものです。このようにあなたが安全に暮らしていくために重要な役割を担っているのです。


潜在意識は変化を望まない

潜在意識には良い悪いという判断がありません。とにかくあなたが安全に暮らすということが、最優先事項です。あなたを危険から身を守るというのは、身の危険だけではありません。実は行動習慣、クセや考え方、感じ方にも影響しているのです。

あなたが自分を変えたいと奮起しても、もっと毎日に刺激が欲しいと思っても、やめたい習慣を改善しようとしても潜在意識は危険と判断します。つまり、潜在意識にとって危険とは変化そのものなのです。

ですからいくらあなたが変わろうと思っても変われないのは、変化という危険な行為や考え方から、いつも通り変化のない安全な日常へと戻されてしまうということです。


まとめ~大きな望みでも行動は小さく~

変われない自分を変えるためには、小さな変化を習慣にしていくことしかありません。大きな変化は大きな反発によって元の戻されてしまいます。ですから、いくら大きな変化を望もうとも、行動自体は、抵抗の少ない小さな変化が効果的だということです。

少しずつ変化を習慣にしていくことで、潜在意識はそれが当たり前とに認識し、変化すること自体が安全と判断します。望む未来がどんなに大きくても構いません。潜在意識は変化への感覚、実感、喜びや楽しみまでも蓄積しパターン化します。

ですから大切なのは、それに向かって少しずつ変わっているんだという感覚や実感、ほんの少しの変化を楽しむ気持ちです。

2017年7月4日火曜日

自律神経と呼吸の関係 ~深い呼吸が心と体を整える~


ストレスを解消する方法、うつ病の予防策として自律神経を整えることはよく知られています。また深い呼吸が効果的ということもご存知の方は多いかと思います。ではなぜ、深い呼吸が自律神経のバランスを整えるのかご存知でしょうか。いったいどんな関係があるのか説明したいと思います。


自律神経は意識して整えることが出来ない

自律神経は生命活動に必要な身体機能のコントロールを担っています。心肺機能や脈拍の制御、血圧の上昇と低下、消化機能の抑制と活発化、体温の上昇と低下、腸内運動などなど、重要な器官のコントロールが行われているのですが、これ等の動作はあなたの意志で「早く動け」などと命令することは出来ません。意識とは無関係に動いています。

生命活動に必要な器官をもし意志でコントロールするとなるときっと考えることも記憶することも出来ず、生命を維持するだけで一生が終わってしまうでしょう。それだけ、大変な仕事を自律神経は果たしているのです。しかし、直接コントロールすることは出来ませんが、呼吸だけは別です。


呼吸は意識的にコントロールが出来る

心臓や胃腸、体温調節は自分の意志では出来ませんが、呼吸だけは意志でコントロールすることが出来ます。厳密には肺自体は動かすことは出来ませんが、肺を伸縮するために必要な横隔膜や胸郭、筋肉を動かすことが出来るので、出入りする酸素量を意図的に増やしたり減らしたり、また止めたりすることが出来るのです。

呼吸自体も自律神経によってコントロールされているので、意識しなくても呼吸は出来きますが、意識していないときの呼吸を思い出してみてください。緊張しているときやイライラしているとき、あなたが苦手な体験をしているとき、呼吸は浅く荒くなっていませんか。またリラックスしているときや好きなことに集中しているときには深く落ち着いた呼吸をしているのではないでしょうか。

緊張状態とリラックス状態のとき、自律神経によって無意識に呼吸が変わるのならば、呼吸を意識して変えることで自律神経に効果的に働きかけることも出来るということです。緊張状態のとき落ち着かせようと深い呼吸をすることがあると思いますが、まさに呼吸を意識してリラックス状態に切り替えようとする行動だと言えます。


深い呼吸が自律神経を整える

自律神経を整えるには交感神経と副交感神経のバランスが重要になります。呼吸に関していえば、浅く早い呼吸の時には交感神経が優位になり、ゆっくり深い呼吸の時には副交感神経が優位になります。意識せずに浅く速い呼吸になっているとき、交感神経が優位になっているときというのは緊張状態、ストレスを感じているときになりやすいものです。

当然両神経のバランスが必要ですので、活動時のストレスや緊張は悪いわけではありません。ですが、緊張やストレスも、休むときや睡眠時にまで続いてしまうと体と心に悪影響を及ぼします。競争化社会、スマホ依存、経済不安など、ただでさえストレスを抱えやすい現代人にとっては、やはり深い呼吸で副交感神経を優位にする時間を意識的に作る必要があると言えます。


まとめ~深い呼吸は身体と心を整える~

深い呼吸を行うだけでも高いリラックス効果を得ることが出来ます。もちろんアロマやリラクゼーション音楽を聴くとさらに効果は高いですが、仕事中や外出先など環境が整っていないときには1分間でもいいので意識して深い呼吸を心がけることをおススメします。

椅子に座った状態でも立ったままの状態でも背筋を伸ばし姿勢を正し、腹式呼吸でゆっくり呼吸を行いましょう。吸う息より吐く息を長くすることでより新鮮な空気を取り込むことが出来ます。また意識的に呼吸を正すことは自律神経のバランスを整えることだけでなく、余計な思考の暴走を止めることも出来ます。深い呼吸を心がけることで、身体にも心にも良い効果が得られます。

2017年7月3日月曜日

自律神経のバランスを整えて心身ともにベストなコンディションを作る秘訣



心身ともに健康で元気に過ごすために、様々な方法を試す方は多いと思います。サプリメントや酵素ドリンク、健康食品や精のつく食べ物など多々ありますが、そのどれも活動的に過ごすための方法ですが、本当に目を向けるべきは、休息時の過ごし方にあります。慢性的にストレスを抱えていると言われる現代人にとって、大切なのはいかにリラックスできるか、疲労をしっかり回復できるかがカギになります。「休むときにはしっかり休む」ということが大切です。それは、ただ体を休めればいいというものではありません。休息時には副交感神経が活発に働いていることが本当の休息ということになります。


ストレス過多な現代では副交感神経への切り替えがスムーズにできない

自律神経のバランスを整えるためには副交感神経を高めることが効果的です。自律神経には交感神経と副交感神経があり、両神経がバランスよく働くことが心と体を健康維持には大切です。交感神経は活動時に働き、ストレスを感じているときにも活発に働きます。特にストレスを抱えやすい現代では、心身が休まる暇がとりにくくなっています。入浴中も食事中も、睡眠中であってもストレスや悩み事を抱えたままでは、副交感神経への切り替えがスムーズに行われません。そのために意図的に副交感神経を高めていくことが重要になります。


「ながら作業」では休息できない

1日の生活の中で、活動時には交感神経が働き休息時には副交感神経が活発に働くといった自律神経のサイクルが行われます。その中で食事中、睡眠、休憩時には副交感神経が優位になるのが自然なサイクルなのですが、休息時にも過度なストレスを抱えたままだったり、テレビやスマートフォン、ネットサーフィンなどの「ながら作業」になっていては、交感神経が優位になったままになり、神経の切り替えがうまく働きません。また、睡眠時にも切り替えがうまく働いていな状態だと、疲労を持ち越し心身の疲労回復が出来ないまま次の日に持ち越してしまい、倦怠感や体の不調を感じたまま過ごすことになってしまいます。


マインドフルネスは副交感神経を高めるために効果的

副交感神経を意図的に高めていくために、寝る前の数分、マインドフルネス瞑想は効果的です。マインドフルネスの考え方は「気づき」が基本にあります。思考をジャッジせずにただ観察することで、湧いてくるネガティブな思考、抱えている問題に対する不安や恐れを手放し、ストレス耐性を強化していくことが出来ます。また深い呼吸をおこなうことは自律神経のバランスを整えるために効果的です。さらに少しの時間静寂に身を置くことで、スマホ依存や寝る寸前までのテレビ、ネットサーフィンなど、衝動的な欲求にも「なぜそれがやりたいのか」という実は必要のないという気づきを得ることで、悪い習慣を手放していくことが出来ます。


まとめ~最高のパフォーマンスは最高の休息で決まる~

最近集中力が続かなくなっていると感じている方、体調がすぐれない日が続いているのに休めないと悩んでいる方も一度ガッツリ何もしない時間を設けてみてはいかがでしょう。自律神経のバランスを整えるには「休むときにはしっかり休む」といったメリハリが大切です。休んでいる暇がないと無理に頑張って体調を崩すよりも、休む時間をしっかり設ける方がより高いパフォーマンスを発揮できるのです。



2017年7月1日土曜日

自律神経の役割と交感神経、副交感神経の働きについて



自律神経は私たちの生命活動にとって重要な役割を担っています。ストレス改善、快眠法などに興味をお持ちの方なら一度は聞いたことがあると思います。自律神経を整えるには、「ストレスを抱えてはいけない、リラックスするのがいい」など知識を得ることは大切ですが、偏った知識ではかえって体調不良を招いてしまいます。そうならないためにも自律神経の働き、役割について確認していきましょう。



自律神経は意思でコントロールできない

神経には主に脳と脊髄を作る中枢神経と、それ以外の体の各部位に渡る末梢神経があります。末梢神経は体性神経と自律神経の2つに分けられます。体性神経は暑さ、寒さ、痛みなどの感覚を伝達、脳から体へ動作を命令する神経で、意志で動かすことが出来ます。一方、自律神経は心肺機能の調節、体温調節、血圧の上昇低下、胃腸の働きなど自分の意志では、コントロールできない部分を司る神経です。さらに、自律神経は2つの神経から構成されます。


自律神経には正反対の働きをする2つの神経がある

自律神経は交感神経と副交感神経の2つがあり、私たちの体が活動時と休息時にそれぞれ働き体のバランスを保っています。活動時には交感神経が優位になり、休息時には副交感神経を優位になります。2つの神経の働きは言わば、シフト制のようになっていて、どちらか一方が働きっぱなしの状態になると体と精神に不調をきたしてしまい、精神疾患や身体機能の低下を招きます。2つの神経バランスには十分な睡眠、適度な運動、バランスのとれた食事、ストレスをため込まないことが欠かせません。


交感神経の働き

交感神経は活動時に活発になり、運動時、身体が興奮しているとき働きます。主に心拍数、脈拍数を早くする働きや、血圧の上昇、胃腸の働きの抑制などがあります。交感神経を活発させるためにアドレナリンやノルアドレナリと言った神経伝達物質が分泌されます。また(闘争、逃走の神経)とも呼ばれ、危険を感じたり、ストレスを感じているときにも活発に働きます。ですので、過度にストレスをため込んだままだと交感神経が優位な状態が続き自律神経のバランスが崩れてしまいます。


副交感神経の働き

副交感神経は休息時に活発になり、食事中、睡眠中などに働きます。主に心拍数、脈拍数を落ち着かせる働きや、血圧の低下、胃腸の働きを活発にします。副交感神経を活発にするためにアセチルコリンと言った神経伝達物質が分泌されます。リラックス状態に特に活発に働きますが、脳がリラックスしている状態があまり長く続くのも体にはよくありません。意欲が無くなったり、活動的な気持ちを持ちにくくなってしまいます。ストレスが無くなるということはありませんが、やはり、両神経バランスが大切になります。


まとめ~交感神経と副交感神経のバランスが大事~

副交感神経は身体の機能の回復、修復し、体と心のコンディションを整えます。整ったコンディションで活発に行動するために交感神経が働いてくれます。こんな風に自律神経は私たちの生命活動を支えています。自律神経をバランスよく働かせるためには、集中するとき、休むときの切り替えはとても重要です。寝る間を惜しんで仕事をしたり、食事中もスマホを気にしたりが日常化している方、いくら寝ても体がだるいなどに心当たりがある方は、自律神経のバランスが崩れている可能性があります。両神経の役割を把握し自律神経のバランスを整える生活へ改善しましょう。