ポジティブ思考でいることが大切だと思うとき、ほとんどの方はネガティブな思考をかき消すためにいい方向に考えなければと思うのではないでしょうか。ですがそれは人間ならば当たり前のことです。そもそも人間の脳はネガティブ思考な傾向にあります。また過去と未来に不安を抱き、今に集中できないというのも当然のことです。その原因は人がまだ狩りをして暮らしていた原始時代にまで遡ります。
人が狩りをして暮らしていた時代では、危険な動物や争いなど、命を落としかねない危険があまりにも多く常に周囲に気を配っていなくてはなりませんでした。そんな環境ではいつ命を狙われるかわからないという不安や恐怖を抱きつつ、過去の経験から危険を回避する術を身に付けていきました。現代人のネガティブ思考傾向は原始時代の危険察知能力が遺伝子情報として組み込まれたものなのです。
もちろん現代でも命の危険にさらされることはありますが、原始時代に比べれば激的に減っていることは間違いありません。ネガティブ思考が湧いてきたとしてもそれは原始時代から携わった危険察知能力なのだから仕方がない、当然の条件反射なのだと受け入れてしまえば気が楽になるのではないでしょうか。マインドフルネス瞑想を続けて原始人のままの過度なネガティブ思考脳から、ポジティブな現代人脳に進化さていきましょう。
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