マインドフルネス瞑想では、呼吸や思考に注意を向け観察していきますが、考え方や呼吸の質を高めていこうというものではありません。湧いてくる思考に気づき、評価判断することなく、ありのままの自分を受け入れるということが大切です。
私たちはそもそもネガティブに考えてしまうという思考グセがあります。過去の失敗から学んで、未来にはそれを繰り返さないために備わった能力ともいえますが、ストレスを抱えてしまう原因でもあります。ネガティブな思考は人間にとって必要ですが、常に抱えていてはやはり健康な状態ではありません。ネガティブな思考グセを、受け入れるというトレーニングで手放していきましょう。
瞑想を続けていくと感受性が豊かになり、普段は湧いてこないような思考に気づくこともあるでしょう。また、過去の嫌な経験を思い出すこともあると思います。不快な感情が湧いてきたときは、無理に抵抗せずに、向き合ってみましょう。そうすることで、不快な感情も沸いてきた一時的な思考に過ぎないということに気づくことが出来るようになります。
どうしても許せないという感情が湧いてくることもあると思いますが、そんな時は、許せない自分も受け入れるようにしましょう。やがて怒りが沈んで穏やかな気持ちになっていくことに気づくはずです。瞑想によって受け入れるというトレーニングを繰り返すことで、受容力やメンタル、共感力を高めていくことが出来ます。
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