瞑想は何かを得るために行うものではありません。リラックスや集中力を高めるためにとか、ストレスを解消するためだとか、何かを得るために瞑想をおこなうと、何も得られなかったときに、やめてしまう原因や長続きしない原因になってしまいます。
瞑想で大切なことはズバリ何もしないことです。リラックスしようとしない、集中しようとしない、姿勢や呼吸を無理にコントロールしようとしないことが大切です。瞑想の正しい姿勢や呼吸のやり方などからすれば、矛盾しているように思われるでしょうが、繰り返し行ううちに姿勢や呼吸は習慣になっていき意識しなくても出来るようになっていくものです。
何もしないことがなぜ重要なのか。それは、何もしなくてもただ、存在していることの大切さに気付くためにあります。何かをしなければならないという気持ちや意識、コントールを全て手放し、自然のただあるがままに身を任せて、観察してみましょう。
ますます便利になっていく暮らしの中で私たちはどうしても、足りないものへ目を向けがちです。瞑想を実践していく中で、生命活動に必要な酸素は常に満たされているといった、今ある当たり前の豊かさに目を向け気づくことが出来れば、満足感や幸福感をさらに高めていくことが出来ます。
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