マインドフルネスはマサチューセッツ大学医学部のジョン・カバットジン博士によって開発されました。2600年間受け継がれてきた、仏教における禅の教えや瞑想の考え、宗教観などを元に、研究と臨床を繰り返し重ねられ、一般人向けに実践できる、8週間のストレス低減法、健康管理プログラムとして発表されたことがマインドフルネスのはじまりです。
また、万人向けのプログラムであることから、仏教の教えや宗教観などは取り除かれて、瞑想の効果や心の在り方などに集中した、エクササイズとしての瞑想法になっています。なお、マインドフルネスの基本理念は道元禅師の曹洞宗にあると、ジョン・カバットジン博士自ら公言しています。
はじめは精神疾患や統合失調症の改善のためのストレス低減プログラムとして精神医療の現場で取り入れられていましたが、ストレス改善などの高い効果が認められ、一般的な健康管理法として広く普及していきました。
また、ストレス低減としてだけではなく、集中力アップや対人関係の向上、生産性の向上、さらに、アイデアや直観力にも効果が期待できることから、現在では、多くのビジネスパーソン、グーグルやフェイスブックなどの大手企業にも注目され、企業研修の一環として広く取り入れられています。
0 件のコメント:
コメントを投稿