成功は自分の中にある

~成功は自分の中にある~
マインドフルネスは今この瞬間を生きるという私たちにとって最も理想的な生き方そのものです。瞑想や引き寄せ、成功哲学を科学的根拠と共に解説することで、スピリチュアル的なことは苦手という方も実践しやすくなっています。また、心身はつながっているという考えのもとに、食事、睡眠、運動、呼吸についても様々な健康法を紹介したいと思います。人生を好転させるキーワードは「思考が現実を作る」です。

2017年10月28日土曜日

習慣化できないのは変化に気づいていなだけ|潜在意識を書き換える方法は


目標を決めてプランを計画しても3日坊主で終わってしまう、計画を立てるときは熱意にあふれているのに行動できない。思い当たる方は多いのではないでしょうか。実行に移せない、すぐ挫折してしまうのは、一度に多くを変えようとしてしまうからではないでしょうか。スモールステップという習慣を変える方法もあるのですが、それでも気づいたらやめているということがあると思います。そこでこんな風に考えてみてはいかがでしょうか。


一つの習慣で変わったことを探してみる


習慣にするのは一つだけで、生活の中でほかに変わったことは何かを思い返してみるという方法です。スモールステップはもちろん効果的です。少しずつ目標を上げていくわけですが、習慣化にしか着目していません。そこでスモールステップと合わせてほかに変わったことを探してみましょう。

例えば、早起きの習慣化で、起きる時間や目覚めだけに着目するのではなく「今まで遅くまで起きていた時間に眠くなっている」「寝る前にスマホを触ることにそれほど興味が無くなった」など、習慣化したことで、やらなくなったことは何かと考えてみましょう。また逆に朝余裕が出来たことで、瞑想やランニングを取り入れてみようなど気分の変化にも注目してみましょう。


潜在意識は大きな変化に猛反発する


一度に多くを変えようとすると、潜在意識は猛反発しますが、一つだけを変えれば、自然にシフトしていくことが出来るのです。潜在意識が最優先することはあなたが安全であるということです。潜在意識にとって安全とは変化のない日常で、健康かどうか、良いか悪いかなどは判断しません。

つまり不健康でもあなたがいつも行っていることは潜在意識にとっては安全なのです。だから改善しようとしても変われないのは、潜在意識が変化を拒んでいるということです。つまり一度に多くを変えよとすればするほど、反発も大きくなるということです。スモールステップで反発を小さくしながら、ほかの変化に気づくことが、あなたにとっての報酬になり、生活全体の改善につながるということです。


習慣が習慣を生む


潜在意識をポジティブに変えるためにアファメーション(自己肯定宣言)という方法が効果的であるとされていますが、言い聞かせるだけで起こる変化など微々たるものですし、考え方だけです。考え方が変わることも十分な変化なのですが、やはり、行動が伴ってこそ自己を肯定することです。

そんな行動ややってみようという心の変化は一つの習慣化から生まれます。ダラダラ過ごしていた生活を活動的に変え、自分の部屋を客観的に見れたなら、余計なものが多すぎることに気づいて断捨離が出来るかもしれません。逆に断捨離してみたことでスッキリし、部屋でやることもないので運動が習慣になるかもしれません。こんな風に一つの習慣、変化が別の変化を生んでいくわけです。

まとめ~一つの習慣化は波紋のように広がる~


一つの習慣で変わったことはきっと探せばいくつも見つかるはずです。やらなくなった悪習慣や、やってみようと思えるようになったこと、身体的な快調など一つの変化が、波紋のように広がっていくのが本当の潜在意識の書き換えと呼べるのではないでしょうか。

また、いくつも見つかる変化という気づきは、報酬となり習慣化を強化してくれます。さらに、気づかないレベルでのポジティブな心の変化が、うわべではないアファメーションを唱え、心の奥から湧いてくる願いを引き寄せるのです。

2017年10月14日土曜日

不安を感じたら動いてみよう|運動はアファメーションに必要な自己肯定感を高める


不安のやっかいなところは、不安を取り除こうと考えれば考えるほど、目の前の不安が大きく思えてきて動けなくなることです。「なんとしないと取り返しがつかなくなる」このように考えても不安が過度になるとネガティブな結果しかイメージできなくなって結局動けなくなる、何をやっても自分はだめだと自己嫌悪に陥るという経験はないでしょうか。

こんな時の解決はアファメーションや引き寄せ、瞑想でポジティブなイメージや言葉も結構なのですが、これらの効果を最大限に発揮するなら運動が欠かせません。不安がいっぱいで動けなくなるのではなく、動かないことが不安を増大させるということです。気をそらすつもりで、まずはじっとしていないで動いてみましょう。気づかないうちに様々なメリットを手にしていることでしょう。


気をそらす


私たちは1日に6万回も思考すると言われています。ですが、マルチタスクは苦手な生き物です。結局考えようとして考えられることは一つだけなのです。ということは動かずにいて、ネガティブなことを考えないようにしても頭の中はネガティブな思考でいっぱいになるならば、身体を動かして余計なことを考えずに済むようにするのがてっとり早いということです。

研究によれば、不安障害の方にとって整理整頓や瞑想、グループで食事をするなども気晴らし効果はありますが、運動での抗不安効果はこれらよりも長続きすることが分かっています。また、当然体を動かせば、よりよい疲労感から、自然な眠りを促すことが出来ます。

不眠に悩まされたり、寝る前にネガティブな思考のループに陥ることも軽減されます。さらに、ポジティブなイメージやアファメーションを潜在意識に書き込むときは顕在意識が休み、潜在意識が優位になる眠る前が効果的とされています。


不安からくる体の症状を良いものに置き換える


不安やストレスからくる体の変化は闘争・逃走反応と呼ばれ、コルチゾールとアドレナリンの分泌によって体は状況に適応しようとします。交感神経が活発になり、心拍数、血圧の上昇や体の緊張などを引き起こします。有酸素運動を行うことでも同じように体は反応します。体の緊張と恐怖の記憶が強烈に結び付くと、同じような場面に遭遇、または想像、思い出しただけで、パニック症状が出たりします。

さらに、パニックになったらどうしようという不安から、恐怖の状況を何としてでも避けようとします。不安からくる体の反応を運動からくる同じような身体の変化に置き換えると、自分でコントロールできるものだと思えるようになります。恐怖という強烈に出来てしまったコントロールできない記憶を運動での新しい記憶に作り直すことで、不安やパニックは対処できるものだと脳に教え込んでいくということです。


まとめ~運動はアファメーションに必要な自己肯定感を高める~


運動はニューロンのつながりを増やし、より強力にします。いわば道路補強とバイパスを増やすようなものです。渋滞でもほかの道があるというのは柔軟な思考を鍛えられるということです。さらに損傷と回復のプロセスを経て、ストレス耐性は強化され、不安に対処するポジティブな心も鍛えられます。

めいっぱい動くことで、自己をコントロール出来ているのだという感覚や目に見える世界とのつながり、幸福感はより高まっていきます。めいっぱい動くからこそ、めいっぱい休むリラックスが生きてきますし、心からポジティブなイメージを描きやすくなり、瞑想やアファメーションといった引き寄せもより効果が表れやすくなるのです。

2017年10月11日水曜日

1日3食は本当に正しいのか|朝しっかり食べると脳のパフォーマンスは低下する



朝しっかり食べないと力が出ない、朝昼晩バランスよく食べないと健康になれない、あまりに当たり前すぎて、私たちは疑問に思うことすらありません。ですがこの食習慣、根本的に間違っているかもしれません。

そもそも3食文化を作ったのはトーマスエジソンで日本にトースターを広めて電気を売りたかったからというのは今では割と有名な話です。3食食べないといけないとうのは健康のためではなくお金儲けのためのビジネス戦略なのです。

また脳と消化の消費エネルギー関係からみても朝ご飯を食べてから勉強、仕事というのは実はあまりに効率が悪いのです。正しい食事という思い込みを見直せば、さらにパフォーマンスを向上させることが出来るかもしれませんし、体の不調や1日中なんだか眠い、イマイチ集中できないといった悩みも解決すかもしれません。


朝食が仕事のパフォーマンスを下げる


人間が最もエネルギーを使う運動は実は消化ということをご存知でしょうか。脳もまた大食漢で体重の2%にもかかわらず、消費カロリーのうち20%も消費します。脳はパソコンで言えばCPU(中央演算処理装置)のようなもので、常に計算し、入出力を瞬時に行っています。

それに加えて私たちは常に感じ、思考し、落ち込んだり、喜んだり、想像し創造しているので、それだけエネルギーを消費するのもうなずけます。そこで考えてみてください。食事をとって消化にかかる時間は胃のなかで約3~5時間、胃から小腸で、約5~8時間かかります。

朝ご飯をしっかり食べて、職場や学校について、よし仕事にとりかかろう、勉強しようと集中しようとしても、胃や腸の中ではせっせと食べ物を消化している最中です。頭を使わなければいけないときに最もエネルギーを使う消化にエネルギーを使われているということです。さらに困ったことに消化に使うためのエネルギーを頭が使おうとするので、消化効率も落ちてしまうのです。


1日3食では胃腸が休まることがない


もっと効率の悪いことは、やっと胃の中の食べ物が消化できたと思ったところに昼食が入り、昼食が消化できた頃には夕食が入ってくるわけです。つまり1日3食とは、1日中胃腸が働いている食習慣ということになるのです。

また基本的な労働時間帯は朝9時から夕方5時というのを考えると、一日の間に頭をフルに使えている時間はほぼ無いに等しいともいえるのです。さらに、帰宅後ゆっくりできる時間にはネットサーフィンやテレビを観ながらスマホゲームといった方も多いかと思います。

このような1日では、集中もリラックスも出来ず、身体も休むことが出来ません。さらに追い打ちをかけるように睡眠時間も短く、質も悪くなっている方も多くなっています。私たちの1日のサイクルは不健康が当たり前になり、不健康に慣れきって、身体と脳のホメオスタシス(健康に一定の状態に保とうとする働き)は不健康が万全の状態、病気でもすこぶる調子がいいと言っているような状態になってしまっているのです。


まとめ~食事は生きるためではなく動くためにある~


そもそも私たち人間は水だけで2か月生きることが出来るとされています。もちろんあなたが健康になるために、食事制限しなければいけないわけでも、修行僧になる必要もありません。言いたいことは、生きるために食べるのではなく、動くために食べると理解することが、健康であるために役に立つヒントになるということです。

筋肉中のたんぱく質はブドウ糖へ変わり、脳に必要なエネルギーとなります。筋肉は動くことで鍛えられ、食事は筋肉の源になるのです。消化と脳のパフォーマンス向上は頭を使うなら食べない、栄養を存分に消化するなら頭を使わないというのが最も効率的なのです。

無理に食事の習慣を変えなければならないわけではありませんが、明らかに言えることは、ますます便利になる世の中で、運動量は減り、摂取量は増えるという悪循環が脳と体の不健康に拍車をかけているということです。食習慣への思い込みを見直し、身体と脳にとって本当に必要な食事を改めてみてもいいかもしれません。



2017年10月9日月曜日

恐れの正体は自分が作り上げた幻想|瞑想と運動で恐れに打ち勝つ



不安を感じるのは、脅威に対してごく自然な反応です。ストレス反応に対して体は緊張し、体温は上昇し、血管は収縮するといった働きは、正常なものです。ただし本当に目の前に脅威があるのならの話です。ほとんどの場合私たちが抱く不安とは自分が作り出した幻想です。不安を過度に抱えて身動きが取れなくなる前に不安を理解し、対処する術を身に付けましょう。


多かれ少なかれ誰でも起きてもいない危険を恐れている


日常生活において私たちが「不安」と感じていることはほとんど何も起きていないことに対してのものではないでしょうか。不安が行き過ぎると不安性障害やパニック障害といった目の前の状況を見境なく危険なものだと認識してしまうようになります。

そこまでじゃないから大丈夫と思う方も、「失敗したらどうしよう」「嫌われたくない」といった恐れや「私なんて全然ダメだから」という謙そんぶった承認欲求、「昨日全然寝てない」「はぁ~体調悪い」といった、かまってちゃんなどなど、身の回りに一人はいるし、誰でも心当たりがあることばかりかと思います。

これらの根本は不安に思う気持ちと、不安から逃れたい、取り除きたいという感情の表れです。私たちは多かれ少なかれ起きてもいない危険に不安を感じていると言えます。では不安とは何で、どう対処すればいいのでしょう。


行き過ぎた不安は世界を収縮させる


不安とは恐怖ですが、恐怖とは神経学的に言えば、命を脅かす記憶です。不安性障害になると、恐ろしい思いをした記憶を常に脳内で再生するようになります。ストレス反応は偏桃体が強く反応することで、身体に警報を鳴らすというプロセスですが、常に不安にさいなまれていると、警報解除信号がうまく働かなくなります。

不安性障害やパニック障害、うつ病など過度なストレスによって、体と心が常に緊張状態で、脳内が雑音で満たされているため、現実の状況を正しく認識できなくなるのです。本来ならば、前頭前野が偏桃体の暴走を静めコントロールし、海馬が恐怖の記憶と目の前の状況を照らし合わせて、恐怖ではないとストレス反応を和らげるのですが、不安性障害になると偏桃体の暴走が、これらの鎮静作用を圧倒してしまいます。

なんでもない状況をことごとく命の危険だと捉え記憶に焼き続けてしまうのです。そのうち恐怖は膨れ上がり、世界は縮んでいき身動きが取れなくなっていきます。


恐怖に向かって走れ


恐怖が記憶に強烈に刻まれたなら、恐怖を消し去る術はないのでしょうか。私たちは生涯不安を抱えて生きていくしかないのでしょうか。答えは「YES」生涯恐怖の記憶を取り除くことは出来ません。

ですが、新しい記憶を植え付け、強化することは出来ます。恐怖の記憶と並行した代替えの「本当は怖くもなんともない」という記憶を作り、このつながりを強くすることで、恐れを克服するのです。

例えば教習所ではじめて路上運転に出る前は事故を起こしたらどうしようと不安で頭がいっぱいでも、実際路上に出れば案外簡単に運転できたというようなことがあると思います。この例えで言うなら、恐怖を克服するためには恐怖に飛び込むしかないということです。

不安を取り除くために座学をいくら学んでも不安は大きくなるだけです。恐怖という強烈な記憶を上書きするには打ち勝ったという強烈な記憶を作るしかないのです。いうなれば「恐怖に向かって走れ」ということです。


まとめ~目の前のおおきな壁は簡単にまたげる敷居だと知る~


はじめの一歩は誰でも怖いものです。ですが大切なのは目の前の壁を大きくしているのは自分の恐怖心だと知ることです。あるがままを見つめ観察すれば、その壁はただの敷居で、またげば簡単に乗り越えられるものかもしれません。

綱渡りの曲芸、エクスストリームスポーツのプロなどを見ていて何であんな危険なことが出来るのだろうと感心しますが、彼らは本当の危険と自分が抱いている恐怖の境目をきっと熟知しているのだろうと思います。つまり恐怖と向き合っているのです。本当の危険には万全の準備を、幻想の恐怖にはポジティブ思考で挑んでいるのではないでしょうか。

マインドフルネスや瞑想で、自分の内側と現実をあるがままに見つめる力を鍛え、運動で身体と脳を鍛えたなら、あなたの抱えている大きな問題もきっと乗り越えられるものだと気づけるのではないでしょうか。

2017年10月7日土曜日

やめたい習慣ほどやめられないのはなぜ? |脳は無意識に刺激を欲している



お酒の飲みすぎ、過剰摂取、朝夜逆転生活、自己破壊的な行為や依存症など、やめなければと思う習慣程やめられない、また良い習慣は続かないのはなぜでしょう。「体に良くないよ」「やめたほうがいいよ」と言われれば言われるほど、自制が利かなくなり衝動に駆られてしまい、さらに自分を責めてしまう、そんな負のスパイラルから抜け出すために、陥らないために、依存的な行動の脳のメカニズムを理解したうえで、正しい改善策を考えていきましょう。


私たちは無意識に刺激を欲している


脳の成長、習慣とは、学習することでニューロンが刺激され、つながりがより強化されていく過程です。新しい発見や、 知識、行動によってもたらされる刺激に対して、報酬系と呼ばれるドーパミンが分泌され高揚感や幸福感を感じ、記憶しニューロンのつながりは強いものになります。

また、難題や問題といった状況も乗り越えることで脳はより鍛えられていきます。私たちの脳は無意識に刺激を求めているというわけです。 「好きだから続けられる」とは好きなことと報酬系が結び付いている良い結果と言えます。

ところが、脳は、その刺激が社会的に良い悪い、モラルに反しているかどうかなどとは判断しません。たとえあなたの体を蝕むものだとしてもです。強烈な刺激はニューロンのつながりをより強固なものにします。

自己破壊的な依存は、その行為自体が好きだからではなく、ドーパミン欲しさに止められない状態で、それ以外では高揚感や幸福感を得られないという記憶を作ってしまいます。そのため、自己破壊的な依存以外で幸福感や高揚感を得られることも思い出せなくなるのです。

成長的な行為にしても破滅的な行為にしても私たちの脳は無意識に刺激を欲しています。新天地を開拓する冒険的行動や新たな知識を学ぶ知識欲も、不良の暴走行為やいじめ、アルコール依存やネット依存、危険ドラッグに至るまで脳で起こっている働きは実は同じなのです。違いはどこまで欲するかという程度だけです。 この事実をポジティブにとらえるなら、成功と堕落を分けるものは人間性や才能ではなく、あなたがどちらを選ぶかという問題なのです。


正しさに慣れきって刺激を渇望している


ではなぜそもそも自己破壊的な行為を選択してしまうのでしょう。私たちは、健全で真っ当な人生を送れるように教育を受けます。必要な知識や常識、スポーツや道徳心など様々ですが、そのどれも正しい答えがある前提の教科書通り、マニュアル通りの勉強、教育を毎日のように受けます。つまり道をそれないように正しい方向へ導かれるわけです。私たちは正しさに慣れきっているとも言えます。

前述したように、脳は無意識に刺激を求めるわけですから、正しい行いの反対、間違った行い、ルール違反は脳に強烈な刺激を与えることになり、ニューロンのつながりを強くしてしまいます。この間違った行いに強烈な刺激を受けた脳はドーパミン欲しさにもっともっとと過剰に求めていくということです。

強烈な刺激を受けた脳は、やめておこうと選択するよりも早く反応するためその衝動を止めることはできないのです。 まだ取り返しがつく状態でも、回りの空気、ビビりと思われたくないという意地などが後押しして取り返しがつかなくなっていくのです。


まとめ~自己成長の依存者になろう~ 


悪習慣を断つためには、抑えつけようとするのは逆効果で、体が悪習慣に慣れきっていると、やめようとした行いにたいして、危険信号を発します。アルコール依存者が禁酒しようとするとき、手が震えたり汗が出たりするのはそのためです。体はいつものようにもっとアルコールを飲まなければ危険だといっているのです。

このような負の連鎖をたちきるためには良い習慣、やってみたい趣味、好きなことという刺激でニューロンを繋ぎ変えることが鍵になります。例えば、アルコールでなくとも運動や早起き、熱中できる趣味で多量のドーパミンを得られるということを脳に覚えさせるのです。体に良い行いでも幸福感や高揚感は得られるということを思い出すのです。

破壊的、自滅的な依存ではなく、自己成長的な依存に置き換えてやることが、悪習慣を改善していくのです。 あなたが何らかの依存者でなくとも日常を退屈だと感じているのなら熱中できることを何か見つけるというのは最優先事項かもしれません。

私の個人的な意見 

余談ですが、学校教育が答えありきの正しさで退屈なものなら、答えありきの悪い行いだけを教えて悪行に退屈すれば、暴走行為や破滅的行為 に走る不良もいじめもなくなるかもしれませんね。

もちろんそんなわけにはいかないかもしれませんが、マニュアル通りの教育、答えや解き方を学ぶ勉強ではなく、当たり前のことに対していかに疑問を持つかを教えられれば、日々発見と気づきの刺激的な日常を送ることができ、柔軟な思考性や人間性を培うことができるかもしれません。

2017年10月6日金曜日

糖質制限やファスティングの成功と失敗について|方法よりも大切なのは心の在り方


今やメジャーになったファスティングや糖質制限ダイエットですが、成功例と同じくらい失敗例もよく目にするかと思います。結局のところ安全なのか危険なのかよくわからないですよね。

正しい方法と書かれた記事や書籍も無数にあってどれを信じればいいのかわからず手が出しづらいと感じておられる方も多いのではないでしょうか。成功と失敗を分けるものの根本は方法ではなくメンタルにあるかもしれません。


メリットだけに目を向けてはいけない


ファスティングも糖質制限も、きっかけはきっと健康的に痩せたいという願望や目標があるからだと思います。ですので、はじめは誰でも我慢や制限といった思考から入ります。
ですが、成功される方は、そこから知識や理解を深め、「糖質を制限するのは何のためか」「食べなくても健康でいるメカニズムとは何か」などをしっかり学んだうえで行っておられます。

また、運動も兼ね合わせなければ意味がないということも理解されているはずです。ただ単に我慢すれば痩せられるというメリットだけに注目はしていないということです。このメリットだけを信じて、楽に痩せることに執着することが失敗、または、体重増加、さらなる悪循環を招いてしまうのです。


糖質制限とファスティングの目的


・何のために糖質を制限するのか
脂肪の燃焼は鍛えた筋肉の働きによるものですが、血中のブドウ糖は身体には毒のため、高血糖の場合、脂肪よりも先にブドウ糖を代謝するように筋肉は働きます。

そのため肥満の方がダイエットのために運動をしても炭水化物をとり続ければ痩せることは出来ません。ブドウ糖の貯蓄量がすでに十分ありすぎるため、糖質制限と運動ですでにある余分な糖質と脂肪を燃やすというのが糖質制限ダイエットです。


・ファスティングは腸内環境のリセット
ファスティングで痩せることは本来の目的ではありません。体重が一時的に落ちることはもちろんありますが、継続的に脂肪が燃焼されるわけではありません。

ファスティングの本来の目的は腸内環境のリセットと体に必要な分だけ取れば健康には十分、いかに脳を満足させるために余分に摂取していたかという気づきを得るためのものです。

腸内環境が整うことで、基礎代謝が改善され、自律神経のバランスも整い体も心も健康的になるのです。その効果として余分なぜい肉は落ちはじめ本来の健康的な体重になるということです。


我慢することは強く欲すること


糖質制限もファスティングも我慢が前提のままでは、成功はあり得えません。我慢しなければ痩せられないと考えるのはダイエットの基本的な思考かもしれませんが、我慢し続けるダイエットは、目標体重を達成したとしても成功と言えるでしょうか。

我慢するということは言い換えれば、食べたい欲求を常に持ち続けることです。さらにその欲求は強くなっていくことでしょう。抑圧され続けることはストレス以外の何物でもありません。つまり慢性的なストレスを抱え続けるということです。

ストレス反応で起こる体の働きをご存知の方はすでにお気づきかもしれませんが、過度なストレスを感じると、ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールが分泌されます。コルチゾールは筋肉中のたんぱく質を脳に必要なエネルギーであるブドウ糖に変えます。

脳はブドウ糖を蓄えておけないため、血中に蓄えますが、ブドウ糖とは本来身体には毒です。そのため使い切れないブドウ糖は脂肪へと変えられるのです。このメカニズムこそが、ダイエットで逆に体重が増加してしまうという悪循環を生むのです。この理解がないために「もっと我慢しなければ」という思考に走ってしまうと摂食障害に陥る原因にもなってしまいます。


まとめ~我慢から豊かさへマインドシフトすることがダイエットの成功~


誰でも理想の体型になりたい、健康的に痩せたいと決意するとき、我慢からはじまるのは当然のことだと思います。出来ればつらい運動は避けて通りたいと思うのもうなずけます。ですが、理解を深めれば深めるほど、運動無くして健康的な体系になることはあり得ません。

運動は身体的健康だけでなく、脳を鍛え、幸福感を増し、ストレス耐性の強化し、さらには自尊心を育てます。その結果、健康的な理想の体重になり、空腹が集中力を高め、生活そのものが改善されていくのです。

ダイエットとは我慢ではなく、身体に必要な分だけ摂取すれば十分なのだという気づきや食べ物のありがたさといった、豊かさに目を向けることなのだというマインドシフトを起こすことです。心と体が健康になってはじめてダイエットは成功と言えるのではないでしょうか。


2017年10月5日木曜日

運動や良い習慣を持続するためのマインドシフト|三日坊主でも大丈夫



健康のために運動を習慣にしようと決意した人の約半数は、半年から1年以内にあきらめるそうです。これは、あまり以外でもありませんし、むしろやっぱりという印象を受けるかもしれません。

続ければ、健康を維持できると分かっていてもあきらめてしまうのは、結果を急いで、いきなり激しいトレーニングを行ったり、メニューを完ぺきにこなそうとしてしまい、結局、大した変化は見られず、爽快感より不快感を強く感じることが原因かもしれません。運動を習慣にしていくためには、「気持ちいい」という感覚と少しの変化の捉え方を変えることがカギになります。


大きな結果を短期間で望むのは危険


運動不足の方が陥りがちなのは、大きな変化を短い期間に得ようと、いきなり激しい運動を行ってしまうことです。潜在的に高強度の運動に耐える身体能力があるならばいいかもしれませんが、ほとんどの場合、三日坊主で終わるか、一回休めば続かなくなります。

有酸素から無酸素へ切り替わる高強度の激しい運動をいきなりはじめると、不快感や疲労感を強く感じますが、実際に脳内でも緊急信号を出しています。私たちの意識しない自立運動を司る潜在意識は慣れないことを嫌いますし、あなたに慣れないことをさせたくありません。

そんな中、激しい運動を脳が緊急事態だと一度認識してしまえば、命に係わる行為だと深く刻まれてしまいます。あなたが強く決意したとしても体は拒絶してしまうのです。そのため、健康と分かっていても、不愉快な運動より、不健康でも瞬間的な快楽を得られるいつもの悪習慣へと引き戻されてしまうのです。一念発起して健康のために、脳を鍛えるために運動を習慣にする方は、変化を感じられなくてもウォーキングからはじめることが大切です。


一つ変えればいい


不健康な生活は、何か一つの悪習慣が引き金になることがほとんどです。例えば、寝不足のせいで、朝起きるのがつらくなり、日中の倦怠感や無気力につながります。そのため、運動する気力はなく、ストレス解消に暴飲暴食やネットサーフィンに走り、寝不足がさらに続くといった具合に、負の連鎖は複雑に絡み合っていきます。

さらに問題点を個々に解決しようとするあまり、運動、快眠、食事などすべてを見直し失敗するのです。逆に複雑に絡み合った一つの悪習慣が引き金になっているのなら一つ改善すれば、複雑に絡みあって健康的な連鎖を生みます。

まず、いつもより多く歩いてみるというのは、一つの良い習慣としてもっとも低コストでてっとり早い方法です。少し運動するだけでも、ドーパミンやセロトニン、脳の報酬系と呼ばれるホルモンが分泌され、幸福感は高まります。もちろん運動に限らず、快眠や食事、創作活動やとりあえず目の前の仕事をめいっぱい取り組んでみるなど、一つ改善することで、生活全体が意慾的ですがすがしく変わっていくでしょう。


まとめ~三日坊主でも得られた変化にフォーカスする~


習慣を変えるためのノウハウ本は多数ありますが、習慣にできずに、自信を無くし、余計にネガティブに陥る方も少なくないのではないでしょうか。そんな時このように考えてみてはどうでしょう。

三日坊主であきらめてしまったダメな自分にフォーカスするのではなく、運動や良い習慣を3日間やってみて、やる前との気分の変化はどうだったのかにフォーカスしてみるのです。「前よりは早く眠気が自然に訪れた」「いつもより寝覚めがいい」「集中力が少し上がったと感じる」このようなちょっとした変化があるのではないでしょうか。

また、悪習慣に戻ってしまったとしても、前には、感じもしなかった不快感や違和感があるのではないでしょうか。それは三日坊主でも、やってみてはじめて味わう感覚で、大きな変化である証拠です。休み休みでも振出しに戻っているわけではないのだという捉え方が出来れば、あなたは気づかないうちに健康的な良いサイクルの中にいることでしょう。