成功は自分の中にある

~成功は自分の中にある~
マインドフルネスは今この瞬間を生きるという私たちにとって最も理想的な生き方そのものです。瞑想や引き寄せ、成功哲学を科学的根拠と共に解説することで、スピリチュアル的なことは苦手という方も実践しやすくなっています。また、心身はつながっているという考えのもとに、食事、睡眠、運動、呼吸についても様々な健康法を紹介したいと思います。人生を好転させるキーワードは「思考が現実を作る」です。

2017年8月6日日曜日

何もしないほうが脳は疲れる|瞑想は脳疲労をダイレクトに癒す


テレビをダラダラ見たり、用もないのにとりあえずスマホをいじったり、1日を何もせず過ごした次の日、何だか疲労感が残っていると感じたことはありませんか。体を動かしていないのに疲れを感じているのは、脳疲労が原因かもしれません。

実は脳は何もしなくても疲れていくのです。むしろ何もしないほうが脳は疲れていくと言ってもいいでしょう。この脳の疲労感を取り除くためには、瞑想が効果的です。瞑想は脳をダイレクトに癒すために最適です。


何もしないほうが脳は疲れる



スポーツやトレーニングに打ち込んだ日の夜や次の日、身体は筋肉痛でつらいはずなのに頭はスッキリしている、眠りもぐっすり快眠が出来ていることがあるかと思います。逆に1日ダラダラ過ごした日の夜は寝つきが悪く、次の日も疲労感が取れないということがあるのではないでしょうか。

これは脳のベースライン的な活動が原因と考えられます。実は脳の活動には安静時ほど活動的になる脳回路DMN(デフォルトモードネットワーク)というものが存在します。DMNのベース活動は何もしないときほど活発に働くという特徴があります。


デフォルトモードネットワークが脳疲労を生む



DMNとは、内側前頭前野、後帯状皮質、楔前部、下頭頂小葉などの部位から構成される脳回路で安静時にも働くベースライン的な活動を担っています。DMNは脳全体の60~80%もエネルギーを消費すると言われています。

また、課題の遂行時などに働く、情報処理、記憶などに関するワーキングメモリが活発に働くときには、DMNの働きは低下することが分かっています。何もしないときにも疲れを感じ、何かに打ち込んでいるときのほうが疲れを感じづらいのはDMNが活発になっているか、低下しているかに関係しているというわけです。


DMNの過剰活動がうつやストレス性疾患の原因


DMNは空想や想像、社会的な自分の位置づけや過去の失敗、将来への不安などの思考時に活発に働きます。また、何気ない思考「今日何食べようかなと思った次の瞬間、鏡を見てちょっと太った、ニキビがある」など次々と湧いてくる思考状態(マインドワンダリング)の時なども働きます。

この脳の過剰な活動による疲労は、長く続けば何かしなくてはと思いながら何をしたらいいのかわからないという、ソワソワして脳が休まらず、ただ無駄に脳を疲労してしまう状態、ストレス性疾患やうつ病の原因になってしまいます。そこで、脳をダイレクトに癒す瞑想が効果的になってきます。


まとめ~マインドフルネス瞑想がDMNの過剰活動を抑える~



瞑想法でも特にマインドフルネス瞑想は雑念を取り払うのに効果的です。呼吸に注意を向け、湧いてきた思考や雑念を評価、判断せずにただ観察するという瞑想は、ストレス低減に効果があり、自己受容を高めることが出来ます。さらに集中力を高める効果もあるので、「するべき時にする」という目的に集中する力を養うことが出来ます。

マインドフルネス瞑想はマインドワンダリングや過剰なストレス、ネガティブ思考などのDMNの過剰な活動を抑える効果があり、疲れにくい脳を鍛えることが出来るということです。また、強力なエビデンス(証拠、根拠など)としては、アメリカマサチューセッツ大学メディカルスクールのジャドソン・ブルワー准教授の報告では、瞑想熟練者の脳活動を測定した結果、DMNを構成する部位の活動が見事に低下していることが確認されています。


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