成功は自分の中にある

~成功は自分の中にある~
マインドフルネスは今この瞬間を生きるという私たちにとって最も理想的な生き方そのものです。瞑想や引き寄せ、成功哲学を科学的根拠と共に解説することで、スピリチュアル的なことは苦手という方も実践しやすくなっています。また、心身はつながっているという考えのもとに、食事、睡眠、運動、呼吸についても様々な健康法を紹介したいと思います。人生を好転させるキーワードは「思考が現実を作る」です。

2017年6月20日火曜日

楽器の演奏ってマインドフルネス? 演奏中の脳は瞑想状態と同じ


ストレス低減や集中力アップ、健康など様々な効果が認められ、マインドフルネスは注目されています。心を今に置く、今起きていることに集中するトレーニングで脳が鍛えられるわけですが、このようなマインドフルな状態を意図的に作るのは瞑想が基本とされていますが、実は楽器の演奏でも同じようにマインドフルな状態を作ることが出来ます。


楽器の演奏ってマインドフルネス

リズムに合わせて音色を奏でるという行為は、その瞬間に起こっていることに集中し続けるマインドフルネスそのものといってもいいでしょう。

私自身も趣味でギターとベースを演奏しますが、改めて考えてみると、聴こえてくる音に合わせて演奏しているとき、特に余計な雑念や思考はなく、「次の音はなんだっけ」などとは考えません。リズムや音にずれがあれば、その瞬間に気づきまた戻すということを無意識に繰り返します。実は瞑想のやり方そのものなんです。

楽器の演奏もマインドフルネスではないかと、脳科学的にもたらす脳の効果について調べてみるとIQ、言語発達能力、記憶力の向上、集中力アップ、聴覚記憶など、さまざまな効果がもたらされることがわかりました。

天才物理学者で知られるアルベルト・アインシュタインもバイオリンの名手と知られています。また、楽器の演奏は脳全体を使う作業ですので、右脳左脳それぞれの脳トレーニングを行うよりも、効率的にトレーニングできると考えられます。


楽器の演奏中に脳で起こっていることとは

楽器の演奏は耳で聴き、目で楽譜や楽器と指の位置を見て、体を動かします。簡単に言っても楽器の演奏は脳にとってはかなりハードな運動だということは容易に想像がつきます。実際脳内では右脳と左脳両方が働き、両脳の繋ぐ脳梁(のうりょう)と呼ばれる部位の活動が活発になることが分かっています。

また、演奏する人の脳は情報の関連付け能力が発達していると言います。分かりやすくすると、情報管理が整っていて、欲しい情報を収めた場所に瞬時にアクセスして、正確な情報を取り出せる能力です。

演奏のプロセスを考えても、「次の音何だっけ」と思い出す時間などありません。日々の練習によって無意識に近い状態で、その瞬間に合わせた音の情報を正確に検索と抽出を繰り返しているというわけです。


まとめ~音に集中することはマインドフルな状態~

このように楽器の演奏は脳全体の能力を向上させることが分かっていただけたのではないでしょうか。マインドフルネスに興味をお持ちで、瞑想はちょっと難しそうと考えていた方でも、趣味として楽器ならやってみようかなと思われたのではないでしょうか。

また「楽器ならやってるよ」という方なら、演奏をそのまま瞑想にしてしまうのもすごく効果的ですよ。瞑想も楽器も苦手という方なら、音楽を聴くだけでも効果はあります。

曲を何となくBGM的に流すのもリラックスできていいのですが、音の一つ一つに注意して聞くのがとてもおススメです。ヴォーカル、ドラム、ギター、ピアノ、ベースなど各楽器に注意して、「ギターのフレーズは、右から聴こえる音は、今コーラスが聞こえているなぁ」など細かく聞くことも今この瞬間起こっていることに気づき続けるトレーニングとして効果的です。

マインドフルネスとはこの瞬間に気づき続ける脳と心のトレーニングです。瞑想に限らず趣味や好きなことをマインドフルネスに活かしてみるのもおススメのやり方です。

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