思考は川の流れのように源流から次々と湧き出て下流へ流れていくようなものです。また、1日6万回もあふれてくる思考は、未来に対しての不安、明日の予定、過去の失敗、今日の夜ご飯などあらゆる思考が混ざった状態で流れていきます。
マインドフルネス瞑想で思考を観察するといっても、仕事のことが浮かんできたと注目していても、同時に今日の夕飯など別のことも一緒に浮かんでいることがほとんどだと思います。このように思考があふれている状態から、呼吸や体の感覚といった今起こっている出来事に注目することで、余計な思考を減らしていきます。
瞑想を続けていき一つ一つの思考に注目して、観察できるようになると、思考の流れの中に、「間」があることに気づけるようになります。この「間」が無意識の状態であり、この時の無意識とは意識がないと表現するより、思考から解放された状態で、何も考えずとも何もせずとも「在る」という状態がピッタリかと思います。
つまり、自分は在るだけで、すべて満たされている、思い悩むことなど何もないということを実感できる瞬間となります。そうなることで、ストレスの低減やストレスに対する体制が身につくようになります。さらに無意識の状態を実感できるようになれば、直感やアイデアが生まれやすくなります。
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