成功は自分の中にある

~成功は自分の中にある~
マインドフルネスは今この瞬間を生きるという私たちにとって最も理想的な生き方そのものです。瞑想や引き寄せ、成功哲学を科学的根拠と共に解説することで、スピリチュアル的なことは苦手という方も実践しやすくなっています。また、心身はつながっているという考えのもとに、食事、睡眠、運動、呼吸についても様々な健康法を紹介したいと思います。人生を好転させるキーワードは「思考が現実を作る」です。

2017年12月10日日曜日

マインドフルネスはテロメアを伸ばす|ポジティブな心の在り方が若さを保つ



実年齢より、若く見える人と、老けて見える人の違いは、テロメアにあるかもしれません。加齢とともに細胞分裂は起こり、そのたびに減少していくテロメアですが、近年の研究で伸ばすことができるということが、わかってきました。老けて見られ悩んでいるという方、若さを取り戻したいけど老化は仕方ないとあきらめている方も、まだあきらめるのは早いかもしれません。テロメアを増やすカギは心身の在り方です。


テロメアとは


テロメアとは細胞の中にある染色体の末端部分にある塩基配列の反復構造です。染色体の保護キャップのようなもので、細胞分裂が起きるたびに、DNAを完全な状態に保つ役割を担っています。細胞分裂が起きるたびにテロメアは短くなっていき、私たちは老化していきます。

限界まで達すると細胞分裂ができなくなりやがて寿命を迎えます。テロメアは加齢とともに短くなっていくわけですが、実はそれだけでなく、生活状況でも減少することが分かっています。実年齢より若く見えるか、老けて見えるかは生活状況や習慣によって起こるテロメアの減少速度に違いがあるということです。


加齢以外でテロメアの減少を加速させるもの


テロメアの減少を加速させ、実年齢より心身ともに老けさせるものは、主に酸化ストレスです。酸化ストレスは、酸化反応によって体にもたらされる有害な活性酸素によって細胞が傷つく現象です。

私たちは呼吸によって、体に取り入れた栄養素を燃やし、エネルギーに変換しています。酸素を体に取り入れること自体、酸化反応は起こっているので、酸化ストレスは常に起き、活性酸素は作られます。ですが、同じく抗酸化作用も働いているため、体に不要な活性酸素は除去できるようなっています。

この活性酸素と抗酸化作用のバランスが崩れると細胞は傷つき、修復しようと過度に分裂を繰り返します。そのためテロメアの減少速度も加速してしまうというわけです。つまり過度なストレスを生む生活習慣がテロメアの減少を加速さてしまうということです。


テロメアは伸ばすことができる


減ってしまったテロメアは生活習慣の改善で伸ばすことができます。もちろん私たちはいずれ死にますが、テロメアを伸ばして若々しく健康に老いていくことができるのです。そのカギを握るのがテロメラーゼの増加と過度なストレスをためないことです。

テロメラーゼはテロメアを保護するために、体から分泌される酵素です。マインドフルネス瞑想はストレス低減に効果があることで知られていますが、2010年に行われた研究では、瞑想参加者に著しいテロメラーゼの増加がみられたという結果も発表されています。

過度なストレスを生むものは、ネガティブな思考であり、ネガティブな思考にさせるものは、過度な食事、不眠、運動不足といったいかにも不健康な生活習慣です。ですので、マインドフルネス瞑想でポジティブな心を鍛え、適度な運動、バランスのとれた食事、十分な睡眠といった、当たり前ともいえる健康な習慣が若さを保つのです。


まとめ~若々しい人は細胞から若い~


「健康的な習慣ができていれば苦労しないよ」「運動も適度な食事も嫌いだから、もっと楽に若返る方法はないの」と考える方もおられるかもしれませんが、マインドフルネス瞑想は、そんな出来ないという思い込み事態も変え、行動せずにはいられないというポジティブな心と、出来ないことはないという自尊心を高めてくれます。つまり若々しい人は見た目や行動だけでなく、細胞から若いということです。さらに、若々しく自信満々に思考し行動すれば、細胞から若返ることが可能だということです。

2017年12月3日日曜日

マインドフルネスが睡眠力を高める|睡眠に対して楽観的になろう



睡眠の質が日中のパフォーマンスを決め、不眠が心身への悪影響をもたらすことから、眠り方を見直し、改善しようと実践している方が増えてきました。快眠がブームとなっていますが、少し行き過ぎた認識もあるように感じます。

理想の眠り方ができないと不健康になるという認識です。この「しなければ」というとらえ方では、余計に不眠を招いてしまいことでしょう。快眠法を実践する前に、睡眠についての認識を見直しましょう。


「正しく眠らなければ」が不眠を生む


理想の睡眠時間は8時間で、朝、日光をたっぷり浴びて、夜10時にはテレビやパソコン、スマホなどは控え、遅くても2時までには眠りに就き、日中は活動的に過すといった快眠サイクルに反論の余地はありません。ですが、何かと忙しい現代でこのような整った生活を送ることは簡単ではありません。

それなのに理想の睡眠ができなければ健康になれないと思ってしまう、この矛盾がさらなるネガティブを生み、いくら快眠法を実践しても不眠を改善できなくさせている原因かもしれません。まずは快眠のために理想の睡眠はこうでなければならないといった決めつけを取り除きましょう。そもそも私たちの体は案外融通が利くのです。


最も重要な睡眠だからこそ融通が利く


私たちは人生の3分の1眠っているといわれるほど、睡眠に多くの時間を使っています。これは、多く眠りすぎているという意味ではありません。人生の3分の1も使わなければならないほど睡眠は重要な時間だということです。

実は日中起きて活動をしているとき以上に体と脳、潜在意識と呼ばれる領域は活発に働いています。脳では入ってきた情報の整理、体では細胞の修復や免疫機能の促進、ホルモン分泌など、生存にかかわるあらゆる活動を睡眠中に行っているのです。

これほど重要な時間なのですから、正しく眠らなければという認識が生まれるのも無理はありません。ですが、これほど重要な時間だからこそ融通が利くようにもできているのが私たちの体なのです。逆に睡眠に対して融通が利かなければ、現代に生きる私たちはとっくにまともに動けないほど不健康で、至っては死んでしまっていることでしょう。


睡眠に対して楽観的になる


早い話が夜どうしても眠れなければ、日中うたた寝すればいいのです。睡眠に対して融通が利くとは、夜眠れなかった分をうたた寝でバランスを取ってくれるようにできているということです。休憩中に寝ても誰も文句は言いませんし、仮に授業中や仕事中に寝て怒られても、あなたの心身が疲弊してしまうよりはマシです。

椅子や床で寝て体が痛くなっても不眠で体を壊すよりはいいのです。もちろんうたた寝すれば、徹夜してもかまわないという意味ではありません。理想の睡眠が夜眠って朝起きるということに変わりはなく、眠れなければうたた寝でバランスをとればいいという、ある程度楽観的なとらえ方が大切だということです。睡眠に対して楽観的でいることが、睡眠の質を向上させ、理想の快眠サイクルへと導いてくれるということも覚えておきましょう。


まとめ~マインドフルネスが睡眠力を高める~


不眠の原因は、快眠アプリを使っていないことではありません。サプリメントを飲まないことでも、上質な布団やマットレスを使わないことでもありません。注意力の欠如です。集中力は活動中だけに必要な力ではないのです。活動に必要なのが能動的集中なら、睡眠に必要なのは受動的集中で「受動的集中力=睡眠力」といっても過言ではありません。

集中するとき、「眠らなければ健康になれない」といったネガティブ思考は邪魔になります。ですから、集中するために楽観的な思考が大切になるのです。私たちは無意識に周囲の状況に注意し、安全であると脳と体が確認することで、深い眠りに入ることができるのです。不眠の根本を改善するためには注意力を高めることが欠かせません。快眠とは、今この瞬間に意識を向け、あるがままを観察するというマインドフルネスの基本そのものなのです。
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